入浴の効果と気をつけたいこと

[公開日]

[最終更新日]2019-01-17

  • LINEで送る

肌は、意外と汚れるものです。運動などをして汗をかいたときはもちろんのこと、そうでなくても微量の汗や脂肪などの分泌物によって皮膚の表面は絶えず汚れています。微細なチリやホコリなども付着しています。小さな子どもであれば、動きが激しいうえに、外遊びの際の汚れや食べ物の汚れなどもあり、大人以上に肌が汚れやすいものです。スキンケアの第一歩は清潔な肌から始まります。

毎日、入浴することによって、肌を清潔に保ちましょう。

せっけんは使いすぎない、ゴシゴシこすらない

アトピー性皮膚炎の人にとって、身体を洗う固形せっけん選びは重要です。
それ以前にせっけんを使いすぎないということも大事です。

なぜなら、せっけんを使いすぎると、肌の汚れをとり除くだけでなく、肌に必要な皮脂分までもとり去ってしまうため、あとで肌がカサカサになり、肌を乾燥させることになるからです。

特に、乳幼児や小学生ぐらいの子供の場合、まだ大人のように皮脂腺の働きが活発でないので、せっけんの使いすぎには気をつけてください。

例えば、夏など、一日に何度かシャワーを浴びたり入浴したりする場合、
毎回せっけんを使って洗う必要はないでしょう。

またせっけんをタオルやスポンジに塗って肌をゴシゴシこするというやり方も、ダメージを受けやすいアレルギー体質の人の肌には大敵です。長年、スキンケア製品の開発を手がけている研究者によると、手のひらや
ネットでせっけんを泡立て、その泡だけが肌に触れるようにして洗うのが理想だということです。

特に乳幼児であれば、お母さんやお父さんの手のひらでせっけんを泡立て、
その手で優しく肌をなでるようにして洗ってあげれば、それで十分です。

せっけん、シャンプーは添加物に注意

保湿剤と同様、せっけん、シャンプーもまた肌に直接ふれるものですから、
配合されている薬剤を確かめてシンプルなものを選びたいものです。

非常に値段が高いのに、原材料が明らかでない製品や、製造・販売・取り扱い代理店などさまざまな会社名がパッケージに書いであって、製品に対する問い合わせ先がはっきりしないものなどは、要注意です。
なお、せっけんは、品質保持のための化学合成された薬剤を使わず、素材をシンプルにすればするほど、溶けやすかったり、長期間しまっておくと変色する傾向があります。

水にぬれたままにしない(せっけん受けに水がたま…らないようにする)、一度にたくさん買い置きをしないなど、素材と付き合う配慮も必要です。

シャンプー・リンス表
製品名 特徴 メーカー 成分
バックスナチュロンシャンプー ひまわり油を主原料に天然ビタミンE、天然ハーブエキスを使用 太陽油脂(株) ・水
・カリ石ケン素地
・グリセリン
・トコフェノール(天然ビタミンE)
・香料
・クエン酸
バックスナチュロンリンス ホホバ油、天然ハーブエキスを使用した髪にやさしいリンス 太陽油脂(株) ・水
・クエン酸
・エタノール
・グリセリン
・ホホバ油
・キサンタンガム
・香料
・クエン酸Na
髪を洗うシャンプー 低刺激、天然系、無香料、香り、アミノ酸、弱酸性などに考慮したシャンプー あんだんて ・水
・ラウロイルメチルアラニンNa
・コカドミプロピルベタイン
・ベタイン
・ラウリン酸ポリグリセリル-10
・トレハロース
・ラウリン酸ポリグリセリル-2
・カプリン酸グリセリル
・ポリクオタニウム-10
・グリチルリチン酸2K
・クエン酸
・エタノール

リラックスするという温浴の効果

入浴には、肌の汚れを落とすほかにも、血行をよくする、自律神経を刺激する、保湿効果がある、緊張をほぐすなど、さまざまな効果があり、これらはすべて「肌をいたわること」に直結口しています。特に、お風呂に入ることによって心身の緊張がほぐれて気分がゆったりすることは、多くの人が経験しているでしょう。大人だけでなく、小さな子どもも、適度な温度のお湯につかる気持ち良さを知っています。



具体的には温浴がオススメ

ゆとりある時間をとりもどすと同時に、自律神経を刺激する工夫ができて、それを毎日継続していけば、身体は自然に癒される方向に促されます。具体的な方法としては温浴、つまり入浴がおすすめです。

温浴は心身の緊張をほぐす有効な方法です。少しぬるめのお湯にゆっくり入り、手のひらや足の裏をマッサージしたり、浴室用のラジオを用意して音楽を聴くのもよいでしょう。

意図的な刺激を与えたいという人は、いったんお湯から出てつま先から順番に身体に水をかけます。またお湯に入るを数回繰り返して湯から上がったり、上がり際に1回だけつま先に水をかける方法などがあります。

半身浴も効果的

末端に水をかける方法よりゆるやかなやり方に半身浴があります。
下半身がつかる程度のぬるいお湯に入り、お風呂に半分だけフタをして、その上にタオルや飲み物、本、マンガなどを用意して、じっくり汗が出てくるまで、長い時間お湯に使うっている方法です。

上半身が寒くならないよう、パスタオルを肩にかけたり、Tシャツのすそを胸のあたりまでたくしあげてきたり工夫して、お湯の力を借りて全身の血行を促進します。

【温泉や都会のスパが好きな人】
温泉に行くと効果があるかもしれないと思っている人は、もちろん温泉を楽しんでください。
ただ、温泉がアトピーに効くという宣伝文句に惑わされて、その温泉にお金をたくさんつぎ込むのは禁物です。

どんなお湯でも温浴効果(温治効果)はあるということを忘れずに。最近では町の銭湯がだいぶ減ってしまったのですが、代わって地域にさまざまなスパ(飲食、マッサージその他のサービスも備えた、アミューズメント性の高い入浴施設)ができています。

日常から少し離れた気分を昧わいに、そのような施設を利用する方法もあります。
温泉やスパが好きな人は温浴で楽しむのもよいでしょう。

香りや音楽を利用しても効果的

入浴後に皮膚が乾いてしまったり、痔みが増してしまう人にとっては、温浴は決してリラックスと呼べるものではないかもしれません。そんなときには温浴にこだわる必要はありません。

例えば、ポプリをお部屋においたり、香りや音楽を利用しても効果的
お香をたてたり、香油をたいてアロマテラピーを楽しむ方法もあります。ヒーリングミュージック(癒しの音楽)などのCD を流しながらリラックスする時間を作るというのでもよいでしょう。

お湯そのものを刺激と感じてしまう人の対処法としては備長炭を10個ほどまとめて浴槽に沈めたり肌に合う入浴剤を使って塩素飛ばす、塩素をカットするシャワーなどもあります。

入浴剤は合わない人もいる

殺菌効果を高めるものとして、一時期にんにくが注目を浴びました。
もちろん、効果があるのですが、肌が敏感な人には逆に刺激となってしまう場合もあります。

このことはにんにくだけでなく、お米のエキスや薬草ひばやひのきの入浴剤にもいえることです。皮膚が過敏な人や症状が重い人にとつては入浴剤も肌に合う、合わないがあるということを忘れないでください。

スポンサーリンク


  • LINEで送る
%d bloggers like this: