犬を飼ってからアレルギーが慣れることはある?

犬を飼ってからアレルギーが慣れることはある?

[公開日]

[最終更新日]2018-09-26

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【犬アレルギーの疑問】
2カ月ほど前から、小型犬を室内で飼い始めました。飼ってすぐに、咳やくしゃみが出るようになりました。それほどひどくはないのですが、やはり犬アレルギーでしょうか。その場合、長く飼っているうちに、慣れるということはありますか?

犬アレルギーに疑問を抱えている人

こんな方に見てほしい

このページは、犬アレルギーが気になるアトピーや敏感肌の方に見ていただきたいページです。

※2018.9.26 内容を更新・追記しています。

【疑問の答え】
犬アレルギーに慣れるかどうかは飼ってみないとわかりません

犬アレルギーを含む動物アレルギーを引き起こす原因は、犬の毛やフケ、猫の皮脂腺の分泌物、ハムスターの尿中タンパクなどがあります。動物から発生するアレルゲンに対してアレルギーを引き起こしている場合は、動物に触れることはもちろん、同じ空間にいるだけで、くしゃみや目のかゆみが出ることもあります。

また、動物から発生するアレルゲン以外にも、動物の毛に付着したダニなどが原因でアレルギーを引き起こすこともあります。犬を飼ったことでアレルゲンへの接触が増えている可能性も考えられます。まずは、自分が何が原因でアレルギーを引き起こしているのかを調べることが必要です。

犬アレルギーに慣れることはあるの?

アレルギーというのは、臨床的には、食生活や生活習慣が変わったことで改善する人や、何年経ってもそれほどアレルギーの症状がひどくならない人もいます。

アレルギーが引き起こされる原因というのは、人によって様々です。
そのため、犬を飼うことで散歩する習慣ができ運動や生活リズムが変わることで体質が改善される、また、ペットには癒し効果があると言われるように精神的な負担が軽減されることによる体質の変化などによって、アレルギーの症状が緩和されることもあるようです。こういったことから「犬アレルギーは慣れる」と言われることがあるかもしれません。

しかし、残念ながら、自分の体質が時聞が経つことで慣れできたり改善する体質なのかどうかを前もって知る検査方法はありません。
また、アレルギー検査で動物に対するアレルゲンを調べ、抗体が検出されたからといって必ずアレルギーを発症するとも限りません。逆に、検出されなかったとしても、6人に1人がいすれ発症するとも言われています。それだけ、アレルギーの発症メカニズムは複雑だということ。

自分が犬アレルギーかどうかは、アレルギー検査をするか、犬を飼ってみるまでわかりません。それはまるで、口シアンルーレットのようなものなのです。ペットは1度飼ってしまうと途中で放棄することはできません。もし飼うならば、覚悟を決めて最後まで責任を持って飼うようにしましょう。

アレルギーを発症しても、飼い方を工夫することでペットを飼うことも可能です。実際に、アレルギー疾患に代表されるアトピーを発症している人でも、犬や猫をペットとして飼っている人もいます。
アレルギーの方のペットとの上手な付き合い方については、こちらの記事で詳しく書いています。

⇒ アトピーでも犬は飼えるの?症状が悪化する原因と対策!乳酸菌も◎!

アレルギーに悩む人が増えている理由

犬アレルギー以外に、アトピーなども含め、アレルギー患者の数は、年々増加しているといわれています。
厚生労働省の調査でも国民の3分の1が何らかのアレルギーに悩んでいるとも報告されています。



ではなぜ、アレルギーで悩む人が年々増えているのか。その理由について以下のことが考えられます。

食生活の変化

食生活の欧米化で、アレルゲンとなるタンパク質の摂取量が増えています。
また、肥満が原因で自律神経のうちの副交感系神経が優位になることで、IgE抗体の量が増えアレルギー体質が悪化する傾向にあります。

アレルゲンの増加

昔に比べて、アレルギーを起こすアレルゲンの量が増加しています。
特にスギ花粉とダニです。スギ花粉については、2040年には現在よりも25%増加すると言われています。
また、家の中のダニについては住環境がよくなったことで、逆にダニも住みやすくなり30年前の3倍にまで増えているそうです。

環境汚染

体内にアレルゲンが入ってきたときの免疫反応を強くしてしまう働きをする物質があります。それらは環境汚染の原因となっている、ディーゼル車の排気ガスや環境ホルモンなどが挙げられます。

衛生仮説

衛生仮説というのは、現代の生活環境の衛生面が良くなったことで、細菌や寄生虫の感染症が減ったことによりアレルギーが増えたという仮説です。

アレルギーは免疫細胞のうちのTh1細胞とTh2細胞のバランスが崩れ、Th2が優位になることで起きます。しかし、細菌に感染するとTh1細胞が細菌を殺すための指令を出すため、Th1が優位になります。その結果、アレルギー反応が起きにくくなるといわれてるのです。

腸内細菌環境

生まれたばかりの赤ちゃんは、衛生仮説のところでもお話ししていたTh2細胞とういうのが優位な体質です。しかし成長するとともに、腸内細菌のバランスが変わり、ビフィズス菌などによって徐々にTh1優位の体質になると言われています。つまり成長とともに免疫が備わっていくということです。

しかし、抗生物質の使用などで腸内細菌を叩いてしまうことなどによって、Th2細胞が優位なまま成長してしまうことが、アレルギーの原因とも言われています。ちなみに腸内細菌環境とういうのは生後2年程度で決まってしまい、その後は変えることが難しいとも言われています。

ストレス

ストレスを感じることで、交感神経でアドレナリンが多く作られます。
このアドレナリンがTh1細胞の働きを抑えてしまうため、Th2細胞が優位となり、結果としてアレルギー体質になるといわれています。

ストレス社会とも呼ばれる現代で、大人になってからアトピーなどのアレルギーが発症する方が増えているのも事実です!

アレルギーが治るかも!話題のこの乳酸菌に注目!
乳酸菌といえば便秘解消に良いというイメージがありますが、最近では、アレルギー体質に傾いた免疫細胞に直接、働きかける乳酸菌が発見され、アトピーや花粉症などのアレルギー体質改善に効果が期待できるとして注目され、アレルギー体質そのものを改善できる可能性があります。だからといって、全ての乳酸菌にそういった効果があるわけではなく、きちんとした研究結果が確認され商品化までされている乳酸菌はほんのわずかです。アレルギーに効果のある乳酸菌について、さらに詳しくはこちらの記事に書いてます。

⇒ 子どもから大人までアトピーに効果が期待できる乳酸菌の選び方!

敏感肌の原因もアレルギーかも

犬を飼ってから、化粧品で湿疹やかぶれ、赤みが出るようになったという人もいます。
敏感肌とは、肌のバリア機能が低下することでちょっとした刺激にでも反応してしまう肌の状態のことをいいます。軽度の敏感肌の場合は、バリア機能を整えるスキンケアで症状を和らげることができます。

しかし、もともとアレルギーを引き起こしやすい体質の方は肌のバリア機能が弱い方も多く、刺激を受けやすいということもあります。また、アレルギーが原因で敏感肌になっていることも考えらます。

ちょっとした環境の変化などから敏感肌になりがちの方は、スキンケアだけでなく、年々アレルギーが増加する原因に挙げたような食生活や生活習慣などを見直すことも積極的に行っていきましょう。

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