ニキビはアクネ菌だけが原因ではない

[公開日]

[最終更新日]2015-08-28

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多くの方が悩んでいるニキビは、赤ニキビだと思います。炎症を起こして赤く腫れていたり、膿を持っているニキビです。この炎症の原因は毛穴の中にいる細菌です。そこで思い浮かべるのは「アクネ菌」ではないでしょうか。

「アクネ」という単語はニキビ用の化粧品にも使われているので、耳にしたことがある方も多いでしょう。CMなどでもよく「ニキビの原因であるアクネ菌を除去しましょう!」という広告が流れているのをよく見かけますね。

確かにアクネ菌、正式な名称であるアクネ桿菌は、ニキビの炎症を引き起こす原因菌です。

いろいろな菌でいっぱいの日常

先ほど説明をしたアクネ菌は『ポルフィリン』という物質を持っています。ポルフィリンは光に反応する性質があり、紫外線を照射すると発光します。

実は、特殊な紫外線を当ててみると、発光している人、していない人に分かれ、調べるとアクネ菌が存在したのは全体の66%、アクネ菌のみ存在したのは極めて少ないという結果となり、アクネ菌がすべての原因であるということではないのです。

私たちの体には、さまざまな菌が存在しており、これらの菌を「常在菌」と呼びます。有名なのは消化を助ける腸内細菌ですね。肌の常在菌には、前述のアクネ菌や表皮ブドウ球菌があります。アクネ菌は肌の上のPHを調整する働きがありますが、その他の菌が、なぜ存在するのかについては、今のところよく分かっていません。



過剰に皮脂が分泌されると、それを栄養源としている

常在菌は、適度に存在するぶんには問題ありません。しかし増えすぎると炎症を引き起こす原因になります。ニキビの原因の常在菌、さらにマセラチア菌というカビの種や一時期流行した顔ダニ、ニキビダニたちは、皆皮脂が大好きなんです。過剰に皮脂が分泌されると、それを栄養源として繁殖します。

ですので、ニキビを起こす原因はアクネ菌だけではなく、毛穴に存在するあらゆる菌です。このような本来肌にいないはずの菌が繁殖するのは、抗生物質の使いすぎが関係するのではと考えられています。

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