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【アトピー診断】赤ちゃんから大人まで年代別の症状の違い

[vc_row][vc_column][vc_column_text]アトピー性皮膚炎は、近年急増している最もポピュラーな皮膚のアレルギーの病気です。お子様がアトピーと診断され不安になるお母さんも多いです。しかし、乳児のアトピー性皮膚炎は、一歳が近づくにつれて症状が軽快してくるという原則があります。ここでは赤ちゃんから大人まで、年代別アトピーの症状について解説していきます。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_row_inner][vc_column_inner][vc_column_text]age-of-symptoms-02[/vc_column_text][vc_column_text]

概要

アトピーの診断基準

[/vc_column_text][vc_column_text]アトピー性皮膚炎に診断基準があります。診断基準を簡単に述べると、

・痒みがあること、
・特徴的な皮疹と分布、
・慢性・反復性の経過(乳児の場合は2か月以上症状が続く)

この3つです。これをを満たせばアトピー性皮膚炎の診断となります。

乳児の段階でアトピー性皮膚炎の診断となった場合、ショックを受けられるお母さんが少なからずおられます。その気持ちはとてもよくわかります。しかし、アトピーのことをしっかり理解できれば不安も解消されるはずです。

乳児のアトピー性皮膚炎は、生後7、8か月ごろに症状がピークを迎え一歳が近づくにつれて症状が軽快してくるという原則があります。赤ちゃんの時期重症であっても幼児期には軽快する子が結構多いということです。乳児のアトピー性皮膚炎のもう一つの大きな原則は、夏は症状が軽く、冬に症状が重くなるという傾向です。このため生後7、8か月ごろに冬を迎える春夏生まれの赤ちゃんは大変症状がひどくなる場合があります。そんな場合でも一歳が近づくにつれて症状が軽快してくるという原則を知っていれば御家族の不安もかなり軽減されるのではないでしょうか。大変少ない率ではありますが、乳児期から幼児期、学童期に至るまで重い症状が続く方もおられます。以下では年代別のアトピーの症状を解説していきます。[/vc_column_text][/vc_column_inner][/vc_row_inner][vc_empty_space height=”60px”][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_row_inner][vc_column_inner][vc_column_text][/vc_column_text][vc_column_text]

年代別アトピーの症状

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乳幼児のアトピー

生後2~3カ月より始まり、口の周りなどにポツポツした湿疹ができて、それが顔や頭、身体中へと広がっていきます。湿疹、皮膚の赤み、かゆみによる引っかき傷などが特徴です。この時期に似たような症状で脂漏性湿疹という病気がありますが、これは1カ月程度で治ります。このような症状が数カ月以上続いた場合は、アトピー性皮膚炎と考えられます。

アトピーは親から受け継いだ遺伝子、その人の生活している環境などが複雑に絡み合って発症することが解っています。アトピーを発症している人の中には、特定の食物に過敏に反応して症状が悪化、その特定の食物を除くことによって、症状が少なからず改善することが報告されています。特に乳幼児には、この傾向がみられます。食物アレルギーが乳幼児のアトピーに関与していることが多い原因としては、免疫機能が十分に働かないということが挙げられます。つまり、乳幼児の身体は成長途上にあって、体の中で食物を十分に受けいれることができにくいということです。赤ちゃんの心身機能の総合力を高める生活、ケアをしてあげることが重要です。アトピー性皮膚炎は自然に治っていく病気です。[/vc_column_text][vc_column_text]

脂漏性湿疹

脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)とは、頭部や顔面にフケ様の付着物を伴う湿疹である。脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)と同義である。乳児・高齢者に多発する。なお、乳児に出現するものを乳児脂漏性湿疹と特別にいうこともある。

-症状-
頭部・顔面に落屑を伴う紅斑で、左右対称性はない。掻痒はあっても軽度である。この3点が重要な特徴といえるが、乳児と高齢者では、出現の仕方が異なることがある。
乳児脂漏性湿疹】前額部から頭部に強い発疹が出現する。乳児を過ぎると自然に軽快することがほとんどであるが、一部ではアトピー性皮膚炎に移行するものもある。
高齢者の脂漏性湿疹】眉毛部・鼻翼部・口囲に発疹が出現し、冬に悪化しやすいのが特徴といえる。一般的には根本的な治癒は望めないため、常に外用剤などでコントロールが必要となる場合が多い。

-引用-
「脂漏性湿疹」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
2016年8月10日 (水) 11:45 UTC
URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%82%E6%BC%8F%E6%80%A7%E6%B9%BF%E7%96%B9

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幼少期・思春期のアトピー

幼少期になると顔の症状は治まり、皮膚炎の部位はひじや膝の関節の内側、背中や胸などが中心になってきます。また、皮膚の乾燥傾向も強くなります。幼小期はアトピー性皮膚炎が治る人が増えて新しく発症する人が少ないので、全体の患者数は減ります。顔の発疹が減り、関節部や体の発疹が増えてきます。アトピー性皮膚炎では皮膚が非常に乾燥しやすいのが特徴で、乳児期を過ぎると皮膚の乾燥がはっきりと目立ってきます。

思春期から成年期アトピーでは、顔、上胸部、上背部、肘付近など上半身を中心に発疹ができます。また、この時期に突然アトピーの症状が現れる場合もありますが、乳児期や幼少期に一旦治ったアトピーが再発するケースがほとんどです。思春期から成年期のアトピーでは、食物性アレルギーや吸引性アレルギーに加え、化粧品や装飾品などによる接触性アレルギーの影響も大きくなります。また、この時期のアトピーは、人間関係によるストレスや運動不足、食生活の乱れなど、さまざまな要因が複雑に関与している場合が多いため、治りにくいのが特徴です。スキンケアと体質改善に地道に取り組むことが大切です。[/vc_column_text][vc_column_text]

大人のアトピー

大人のアトピーは、重症のケースが多くなります。小児期のアトピーが大人になるまでに治らずそのまま持続してしまう場合が多いのですが、最近では思春期以降にアトピーが出現し、重症のアトピーに悩む方も増えています。

大人のアトピーの特徴は、末梢の循環不良、顔面の赤み、睡眠不足などです。強いストレスによって交感神経の緊張が高まるためだと考えられています。原因は大きく分けて二つに分類されます。子供の頃に発症しそのまま大人に引きずるケースと、社会の過度なストレスにより、大人になってから発症するケースです。

子供の頃に発症し、そのまま大人に引きずるケースは、今の大人アトピーの典型です。子供の頃から使用を続けていたステロイド剤の作用により、自然治癒力(免疫力)が抑制されている状態です。次に社会の過度なストレスにより、大人になってから発症するケースですが、これは社会人として生きていく上で、過度なストレスにより発症するものです。基本的には交感神経優位の状態になっているようですが、これも自律神経の乱れからきたものと考えられるようです。免疫システムは乱れた状態であり、その乱れた免疫力が過剰になって、抗原(アレルゲン)に反応した結果ともいえます。

会社のストレス、プライベートのストレス、家族のストレス、働きすぎ、まとまった睡眠がとれないなど、多くの要因で発症に至ると考えられます。また、これらの要因が複数に絡み合う事で発症の要因になるのです。アトピー性皮膚炎に発症した場合も、何が原因で発症したものか、冷静に分析する事が大切です。現代社会の過度なストレスをいかに上手に処理・消化できるかが、アトピーを発症させない、かつ悪化させないための鍵となるようです。発疹しやすい部位は、顔面、上胸部、上背部、肘窩など上半身に強くあらわれる傾向にあります。[/vc_column_text][/vc_column_inner][/vc_row_inner][vc_empty_space height=”60px”][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text][/vc_column_text][vc_column_text]自然治癒力(免疫力)が大事

アトピーの原因はいずれにしても、体の免疫力が弱っていることが原因です。様々な外敵要因がある現代、体の自然治癒力をしっかりつけ、それに負けない体を作ることが大切です。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_empty_space height=”50px”][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text][/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

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