タバコが原因でアトピーになる?

[公開日]

[最終更新日]2019-01-17

    就職してから、肌の赤みやかゆみに悩まされています。
    入った会社はヘビースモーカーが多く、タバコのにおいでストレスを感じたり、気分が悪くなることも。自分は吸わないのですが、こういうことでもアトピーになるのですか?

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    「タバコの煙がストレスとなり、アレルギーが出やすくなることも」

    いまや喫煙は、健康と美容によくない影響をもたらす生活習慣として知られています。
    タパコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があるため、血流が滞り、体内の組織にスムーズに酸素や栄養分が行き渡らなくなります。

    皮膚も酸素不足、栄養不足となるため、新陳代謝が鈍り、トラブルが起こりゃすい状態になるというわけです。また、喫煙は体内に活性酸素を大量に作り出します。

    活性酸素は、私たちが呼吸で体内にとり入れる酸素の一部が変化したもので、通常は、免疫のしくみの中で、異物を攻撃するために使われます。しかし大量になると、周囲の健康な細胞まで傷つけてしまいます。それにより体内の酸化が進んで免疫力が低下し、さまざまな病気のもとが作られやすくなってしまいます。

    肌に対しでも、アトピーや皮膚疾患といった病気が起とりやすくなってしまうというわけです。自分は喫煙しなくても、近くにいる人のタパコの煙を吸っただけでも影響を受けます(受動喫煙)。

    また、煙のにおいに対する不快感がス卜レスとなり、それがアレルギーの誘発要因になることもあります。