毎年冬の時期、強力な感染力で大流行するインフルエンザ。その原因となるインフルエンザウイルスは大きく分けて「A型」「B型」「C型」の3つに分類されます。現在のところ流行しているのはA型の方ですが、実は、2019年2月からはB型が流行するそうです。また、A型とB型とは種類が違うため、A型に一度かかった人でもB型に感染する可能性があります!そんなインフルエンザウイルスの違いを解説します!
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こんな方に見てほしい
このページは、インフルエンザに絶対感染したくない!効果的なインフルエンザ予防を知りたい方に見ていただきたいページです。
概要
インフルエンザウイルスの種類や違いについて
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって感染する病気です。インフルエンザウイルスに感染すると、約1~3日の潜伏期間の後、インフルエンザを発症します。
症状としては、突然の38℃を超える高熱や関節痛、倦怠感などの全身症状が強く現れます。
インフルエンザウイルスは大きく分けて「A型」「B型」「C型」の3つに分類されます。2019年にかけて流行が予想されている種類は、A型は「シンガポールA型/H1N1」と、「香港A型/H3N2」、B型は「プーケットB型(山形系統)」と「テキサスB型(ビクトリア系統)」です。
インフルエンザは、これらのウイルスの種類によって症状や経過が異なります。
A型インフルエンザの特徴
A型のインフルエンザウイルスは、他の型と比べると症状が激しく流行しやすいのが特徴です。また、「鳥インフルエンザ」「豚インフルエンザ」なども、A型インフルエンザウイルスに含まれます。
- 38℃を超える高熱
- 関節痛や筋肉痛
- 強いのどの痛み
- 肺炎などの呼吸器系の合併症を起こす可能性がある
- 脳炎や脳症の合併症を起こす可能性がある
2018年の冬から2019年の現在にかけて、日本中で流行しているのもこの「A型」です。
A型は世界的に流行して話題になることが多いのですが、その理由はウイルスがどんどん形を変え進化し続けているからです。通常一度インフルエンザにかかると、体内ではそのウイルスに対する免疫が作られるのですが、ウイルスが進化したことによって作られた免疫が機能しにくくなるため、インフルエンザの症状が強く現れやすかったり、流行しやすくなるのです。
B型インフルエンザの特徴
B型のインフルエンザウイルスは、A型のインフルエンザウイルスほど大きな流行を起こすことはないと考えられ、以前までは数年単位で定期的に流行する程度でしたが、近年では毎年流行がみられA型の次に流行しやすいのが「B型」となります。
- 下痢や腹痛を訴える人が多い傾向
- 高熱が出ないこともあり風邪と勘違いすることも多い
- 人にしか感染しない
2019年はA型の流行が注目されていますが、2月頃からB型の患者が増え始めると予想されています。
C型インフルエンザの特徴
C型のインフルエンザウイルスは、他の方と比べると症状が軽い傾向にあるのが特徴です。
- 4歳以下の幼児にかかることが多い
- ほとんどの大人が免疫を持っているため感染しにくい
- 感染しても軽症で済むことが多い
C型インフルエンザは、一度感染し免疫が作られると、一生その免疫が持続すると考えられています。そのため、再び感染しても症状が出にくくインフルエンザだとは気づかず、ちょっとした風邪だと勘違いしてしまうことも多いです。
毎年、大流行するのは「A型」
A型のインフルエンザウイルスは、感染しても体内でどんどん進化するため、新型のウイルスが次々にできてしまいます。つまり、ウイルスが他の個体や、また別種の動物から発生したウイルスと結合したり、より強い病原性を持つ新しいウイルスに進化してしまう可能性があるということ。
そのため、一度A型インフルエンザに感染して免疫が作られても、その免疫だけでは機能しきれません。また、予防接種のワクチンは、毎年、厚生労働省指導の元、流行が予測されるウイルスに合わせて造られるのですが、製造されたワクチンが対象にしていたウイルスとは別のウイルスに進化してしまう可能性もあります。そうなると、予防接種をしてもインフルエンザに感染する可能性が高くなります。
2019年のインフルエンザ流行の時期について
インフルエンザの流行は、例年11~12月ごろに始まって、1~3月がピークになります。
2018年は、9月頃から発生の報告がされ、10月末の時点で学級閉鎖や学年閉鎖が累計で100件を超えたと報告されています。東京都や大阪府などの都心部を中心に感染が広がり、徐々に近隣の件に広がっていきます。
流行しているインフルエンザウイルスはA型が多く、例年2月ごろからB型の患者が増え始める傾向があります。また、一度A型にかかった人でも、ウイルスは別なのでB型に感染する可能性もあるので注意が必要です。
効果的な予防接種の時期は?
インフルエンザの予防や対策として、現在のところ、やはり欠かせないのが予防接種です。
効果的な予防接種の時期についてですが、予防接種をしてからインフルエンザウイルスへの抵抗力がつくまでに約2週間、そして約1ヵ月で頂点に達して、その後は約4カ月ほど効果が持続するといわれています。
インフルエンザの流行のピークは1~3月なので、なるべく12月中旬までには予防接種をする方が効果的です。しかし、毎年流行が早くなっている傾向があるので、流行しやすい都心部の方は、早めにしておくことをおすすめします。
ただし、予防接種は現実的な予防策ですはありますが、予防接種をしてもインフルエンザにかかる可能性があることは忘れずに。(※インフルエンザにかかったとしても軽症で済んだり、重症化や合併症を防止するという目的での効果は十分にあります。)
インフルエンザに絶対感染したくないという方は、予防接種だけに頼るのではなく、インフルエンザが流行する時期に向けて、しっかりと体の免疫機能を備えておくことが重要です。
効果的な予防接種の時期は?
皆さんは、免疫バランスというのをご存知ですか?
免疫細胞のひとつ、ヘルパーT細胞があります。
ヘルパーT細胞は、マクロファージから「外敵(ウイルスなど)が侵入したぞ!」という知らせを受けると、それぞれの免疫細胞に「敵を殺せ」「敵を捕まえろ」と命令し、外的から体を守る戦略を立てます。つまりは、ヘルパーT細胞が免疫細胞の司令塔の役割を果たしています。
このヘルパーT細胞には、Th1細胞とTh2細胞というタイプに分かれ、この2つがバランスを保つことで免疫が機能していると考えられています。このバランスが崩れてしまうと、免疫機能の低下につながります。
この免疫バランスを正常に保つためには、規則正しい生活、バランスの摂れた食事、適度な運動などの生活習慣の見直しが必要です。また、最近ではこの免疫バランスを整える乳酸菌なども発見されています。
菊正宗が発見した米由来の乳酸菌
菊正宗は、伝統的な酒造りの製法である「生酛づくり」を江戸時代からずっと続けている数少ない蔵のひとつです。生酛造りとは、乳酸菌の力を借りて、じっくり時間をかけて酵母を培養する昔ながらの製法です。そんな、生酛造りから生まれた米由来の乳酸菌LK-117に驚きの効果が発見されました!
それが、乳酸菌LK-117による免疫バランスを整える効果です。
この乳酸菌LK-117には、Th1細胞の増加を促進し乱れた免疫バランスを整える効果があること研究結果などで証明されていて、インフルエンザの予防だけでなく、花粉症やアトピーなどにも効果があるようです。
一般的な乳酸菌にも、免疫力を高める効果が期待できるのですが、乳酸菌LK-117の凄いところは直接免疫に作用して免疫力をたかめるというところです。
そんな、乳酸菌LK-117が配合された健康食品(サプリメント)が、国の行政機関である近畿経済産業局との共同開発で商品化されました。
商品名は「米のしずく」というもので、タブレットタイプかドリンクタイプの2種類あります。
また、この「米のしずく」は、菊正宗の公式通販限定しか販売されておらず、ドラッグストアやAmazon・楽天などでは購入することができないのが少し残念。ですが、公式サイトでは「1500円のお試しセット」というのも販売されているので、気になる方はまずはそれから試してみてもいいかもしれませんね。
★この記事のまとめ★
- インフルエンザの流行のピークは1~3月
- 毎年A型が流行し後半にかけてB型も流行する傾向
- A型とB型の両方に感染する可能性はある
- 予防接種は12月中旬までにしておく
- 予防接種を受けても感染する可能性はある
- 日頃から免疫バランスを整えておくことが大事