今年は花粉症がひどい!免疫力低下が原因?インフルエンザの影響も?

今年は花粉症がひどくなる?簡単にできる予防対策を紹介!

[公開日]

[最終更新日]2019-09-27

    毎年多くの人を悩ませている花粉症。来年の春に向けて本格的に花粉症予防を始めたいのが秋から冬にかけてのこの時期。特に今年は、インフルエンザの流行の影響もあって免疫力が低下、それにより、花粉症の症状がひどくなるかもしれません。実は花粉症の症状のひどさは、花粉の飛散量ではなく免疫力に左右されるのをご存知ですか?今すぐにできる花粉症対策を紹介します!

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    こんな方に見てほしい

    このページは、今まで何をしても効果がなかったけど、今年こそはひどい花粉症をなんとかしたい方に見ていただきたいページです。

    概要

    花粉症がひどいと感じる原因は「免疫力低下」

    2月~4月頃に飛散する花粉の量は、「昨年の夏の気象条件」と「昨年の花粉飛散量」が関係しています。

    スギの雄花は、毎年7月から8月にかけて成長します。この時期に、十分な日照時間があり、気温が高い日が続くと雄花は大量に作られ、翌年の花粉の飛散量は多くなります。反対に、冷夏などで気温が上がらなかったり、雨の量が多く日照時間が少ないと、翌年の花粉の飛散量は減ります。また、昨年の花粉飛散量が少ないと翌年の花粉症は多くなる傾向に、反対に昨年の花粉飛散量が多いと翌年の花粉飛散量は減る傾向にあります。

    このようにして、毎年花粉の飛散量が予測されています。
    花粉の飛散量が多いほど花粉症の症状が悪化する傾向がありますが、花粉の飛散量が2倍になったからといって、症状が2倍ひどくなるわけではありません。

    一方で、昨年は大丈夫だったのに今年は症状がひどいなど飛散量に関係なく症状が悪化する人もいます。また、花粉の飛散量が多い田舎よりも都心の方が花粉症患者が多いとも言われています。東京都では都民の2人に1人がスギ花粉症の有症者という驚きの調査結果も発表されています。どうしてこのようなことがあるのでしょうか。それには、飛散量以外の原因が考えられています。

    花粉症と免疫バランスの関係

    花粉症などのアレルギーには、白血球中の免疫細胞のバランスが深く関係しています。免疫細胞にはいくつか種類があり、そのうちの「免疫をコントロールしながらウイルスや細菌の攻撃に関わるTh1」と、「アレルゲンなどに対する抗体の産生に関わるTh2」、この2つの免疫のバランスが免疫力の鍵を握っています。高い免疫力というのは、この2つの免疫細胞が上手くバランスを保っていることで発揮されます。

    この免疫バランスが崩れ、Th2が過剰になると免疫がコントロールできずに病気にかかりやすくなったり、アレルゲンに対する抗体が過剰に作られアレルギーを発症しやすくなります

    アレルギーと免疫バランス

    また、この免疫バランスは自律神経の影響も受けやすく、生活環境の変化やストレスなどによっても免疫バランスが崩れる原因につながります。このように、免疫バランスから花粉症を考えると、飛散量に関係なく、体の状態次第で花粉症の症状がひどくなったり軽かったりするのも納得できます。

    都心で花粉症が増えている原因

    日本アレルギー協会が発表した統計データによると、花粉症の発病率は、全国平均では15.6%で地域別で見ると、スギ林の面積が最も多い九州が12.8%なのに対し、東京も含めた南関東で23.6%、北関東で21.0%と、九州の2倍近くの数字になっています。この結果から、都会のほうが花粉症の発病率が高いことがわかります。もし飛散量が原因なら、飛散量の多い田舎に住んでいる人の方が発病率は高くなることでしょう。
    都会で花粉症が増えている原因として考えられれているのが「大気汚染」と「生活習慣とストレス」です。

    たとえば、アレルギーによる喘息や鼻炎などは田舎暮らしの方が症状が出ないと言われています。反対に、工場地帯や交通量の多い場所に住んでいる人の方が発症率が高いとも言われています。たとえ、アレルギーを持っていなくても大気汚染の影響で呼吸器系にダメージを受けてしまいます。また、排気ガスには含まれている微粒子には、抗体の生産を増強してしまうものもあります。花粉症も含むアレルギーは、抗体が多く作られるほど発症しやすいため、排気ガスが多いところの方が発症しやすいと言えます。

    さらに、大気汚染だけでなく、都会と田舎を比べて違いが見られるの生活習慣です。
    たとえば、都会に住んでいる人はお惣菜や加工食品を食べる割合が多いのに比べ、田舎では、採れたての野菜など、鮮度の高い食材を地産地消で食べていることが多いです。食の欧米化が近年の花粉症増加の原因になっているとも言われるほど、食生活は体質まで変えてしまうのです。また、都会に住んでいる人はストレスを抱えている人が多い傾向にあります。先ほどもお伝えした通り、ストレスは自律神経を乱すだけでなく免疫バランスも乱してしまいます。

    今まで、花粉症になるのは遺伝的な体質として考えられてきました。しかし、遺伝的に同じ花粉症体質の人でも、ある人は花粉症にかかり、ある人は花粉症にかからないケースもあります。つまり、花粉症の発症は、花粉そのものや遺伝体質だけで根本的な原因が説明できないのです。このため、多くの人が花粉症の原因がわからなまま、毎年の花粉症に悩まされているのです。

    2019年はインフルエンザの影響で花粉症が悪化!?

    2018年から2019年にかけて、全国的にインフルエンザが大流行。2019年は、インフルエンザの流行と花粉の飛散時期が長い期間重なることが心配されています。

    インフルエンザや風邪が完治しておらず、免疫力が低下している状態で間髪入れずにスギ花粉の飛散始まってしまうことで、花粉症の症状が強く出てしまう可能性があります。最悪の場合、風邪を引いたまま花粉症になったり、花粉症の状態で風邪を引いてしまうことで気管支炎になることもあります。どちらにしても、免疫力が低下していることが原因で症状が悪化しているのは確かです。そのため、インフルエンザとともに警戒が必要です!

    花粉症対策には免疫バランスが重要

    そもそも花粉症はどのようのして起こるのか。
    花粉が鼻の中の粘膜に付着すると、免疫細胞へ情報が伝達されます。その際に、免疫バランスが乱れた状態だと、侵入してきた花粉を誤って「敵」と判断してしまい、その花粉が侵入するたびに抗体が作られ蓄積されていきます。そして、この抗体があるレベルに達すると、抗体に対して攻撃する準備ができ、再び花粉が侵入してくると、くしゃみや鼻水などの花粉症の初期症状が現われます。それが繰り返されることで、くしゃみは鼻水だけでなく、目のかゆみや炎症など、つらい花粉症が現れていきます。

    花粉症の発症メカニズム

    つまりは、免疫細胞が正常に働いていれば、花粉症を発症しなかったり、花粉症を発症していても症状が軽くすんだりするということです。同じ環境の中でも、花粉症になる人とならない人がいるのはそのためです。

    現在花粉症になっている人でも、必ずしも最初から免疫バランスが乱れていたわけではありません。様々な生活環境の変化、精神的なストレスが影響して、徐々に免疫バランスが乱れていったことも考えられます。実際に、花粉症は環境の変化によって精神的な緊張状態が続いたり、心身が不安定な時に発症しがちです。たとえば、一人暮らしを始めたり、社会人になった時、結婚、出産など日々の生活環境が大きく変わった時期が多いです。

    花粉症対策でマスクや眼鏡を使っても、花粉を完全に避ける事はできません。テレビなどのメディアで取り上げられているのはとにかく花粉を排除するものばかりです。しかし、それだけでは根本的な花粉症の対策にはなりません。また、大気汚染の問題は自分だけの力ではどうすることもできません。そこで、やっぱり花粉症対策で重要になるのが「免疫バランスを整えること」です。

    免疫バランスを整えるにはどうすればいいの?

    免疫バランスを整えるために日頃からできることは、食事と生活習慣の改善です。
    腸内フローラが免疫に影響があることは最近知られつつあります。そんな腸内フローラを形成しているのが善玉菌や悪玉菌といった腸内細菌です。この腸内フローラは、食事や生活習慣、ストレスにより左右され、腸内の悪玉菌が増えると腸内環境が悪化し生活習慣病や肌荒れだけでなく免疫力の低下にもつながります。そうならないためにも、腸内の善玉菌を増やすことが必要になります。

    、ひとつは善玉菌の活動を活性化する栄養素を積極的に摂取すること。たとえば、善玉菌のエサとなる食物繊維や乳酸菌などを多く含む、発酵食品や野菜や海藻、キノコ類です。反対に、脂質の多い食事は腸内環境の悪化につながります。

    もうひとつは、十分は睡眠と適度な運動です。睡眠中は腸が最も活動します。さらに運動による体の振動や筋肉の動きは腸の活動を活性化し排便をサポートします。そして、ストレスの発散にもつながります。

    日常生活で、これらを意識することで少しずつですが、腸内の善玉菌が増え免疫力も高まっていきます。しかし、これらの方法は花粉症の改善につながるまでには、どうしてもある程度の期間が必要です。そこで、最近注目されているのが「免疫に直接作用して免疫バランスを整える乳酸菌」の存在です。

    免疫バランスを整える乳酸菌

    花粉症を発症している人の免疫バランスは、アレルゲンなどに対する抗体の産生に関わるTh2が優位な状態になっています。この抗体の産生を抑制するためには、Th1の増加を促進することが必要です。

    菊正宗酒造が販売する乳酸菌サプリメント「米のしずく」に配合されている乳酸菌LK-117には、この免疫バランスを整える働きがあることが確認されています。

    乳酸菌LK-117が、腸の粘膜に付着すると、疫細胞に直接作用して「Th1を増やせ」という指令が伝達されます。それによって、免疫バランスが整えられます。実際に、マウスを使った実験でも乳酸菌LK-117を投与することによってアレルギー症状が軽減したという結果も確認されています。

    実際に米のしずくを飲んでみた

    実は、乳酸菌LK-117のように、免疫バランスを整えることが確認されている乳酸菌というのは、国内でも数えるほどしかありません。認知度が高いものだとカルピスのL-92乳酸菌などがありますが、私が乳酸菌LK-117をオススメの理由は、日本人が昔から慣れ親しんでいるお米由来の乳酸菌であること。また、乳酸菌サプリメントの「米のしずく」の原材料はお米と乳酸菌だけということもり、日本人の腸ともとても相性がいいから。そして、私が米のしずくを購入しようという決め手となったのが、近畿経済産業局との共同開発という点や、研究成果が日本生物工学技術賞という何とも難しそうな賞も獲得されていたという安心感から。最終的には、私が米のしずくを飲んで花粉症の症状が軽くなったのを実感したことが一番のオススメの理由です!

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    花粉症は症状を抑える薬はあっても、根本的に治す治療法や薬などはありません。そのため、免疫バランスを整える効果が確認されている乳酸菌を積極的に摂取する方法が、花粉症改善に今一番注目されいるのも事実です。そういった乳酸菌人気を裏付けるかのように今現在、多くの乳酸菌関連食品が販売されています。だからこそ、様々な情報に惑わされず乳酸菌LK-117のように効果がしっかりと確認されているものを、数多くの中から見極めることも必要です。

    花粉症は早めの対策が重要!

    今、この記事を読んでいる方は、花粉症対策をしていない、または今まで試した花粉症対策の効果が感じれていないのではないでしょうか。実際に、ほどんどの方は花粉症対策といってもマスクなどの花粉の侵入を防ぐ対策程度だと思います。

    花粉症は、症状がひどいと感じてから対策を始める人がほとんどです。しかし、今回の記事の内容からもわかるように腸内フローラはすぐに変化することはありません。また、免疫バランス整える乳酸菌でも個人差がありますが薬ではないので飲んですぐに効果でることはありません。なので、気付いたときに始めて早めに習慣化させることが重要です。

    上手くいけば、これからの花粉症の症状が軽減される可能性もありますし、また来年来る花粉症シーズンに備えて免疫バランスを整えておくことができます。花粉症の症状は、飛散量だけでなく食事や生活習慣、ストレスの影響も大きく受けます。花粉症がひどいと悩まないためにも、1日でも早く花粉症対策を始めましょう!