エクオールを作れる人と作れない人の特徴!更年期敏感肌の予防にも!

[公開日]

[最終更新日]2020-06-19

    大豆イソフラボンを摂取することで体内で作られる「エクオール」は、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする物質として注目されています。しかし実際に、大豆イソフラボンを摂取して体内でエクオールを作れる人は3人に1人とも言われています!更年期敏感肌の予防にも最適とされるエクオールを作れる人と作れない人の特徴から効果を得る方法まで徹底解説します!

    概要

    女性ホルモンと更年期敏感肌の関係

    ホルモンとは、身体の様々な機能が正常に働くために必要な、脳からの指令で分泌される情報伝達物質です。そのホルモンは100種類以上あると言われ、その中でも女性の健康と美容に大きく関係しているのが女性ホルモンです。女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、その2つがバランスを保ちながら女性の身体をコントロールしています。

    女性らしさをつくるエストロゲン

    エストロゲンは、一般的に8歳ごろから分泌され始めます。思春期においては、乳房の成長や、子宮・膣の発育などを促すとともに、身長や体重なども増加します。思春期のころから、女性らしいまるみをおびた体つきになるのはエストロゲンの影響です。12歳ごろになると、エストロゲンの分泌量が増え初潮を迎えます。エストロゲンは、生理とも密接に関係し、閉経まで生理の周期ごとに分泌量の増減を繰り返します。エストロゲンの活発な分泌は30歳半ばまで続きます。女性の身体の機能が伴うこの頃は「成熟期」と呼ばれ、妊娠や出産にも深く関係しています。

    この他に、エストロゲンは髪や肌の潤いを保つ働きがあります。生理が終わってから1週間ほど肌の調子が良い日が続くことがありませんか。これは、生理の周期にあわせてエストロゲンの分泌が増えていることが影響しています。そのため、エストロゲンは「美肌ホルモン」とも呼ばれています。また、美肌だけでなく、丈夫な骨を維持したり、コレステロール値を調整したり、動脈硬化を防ぐなど、様々な働きで、女性の美と健康を保ってくれています。

    エストロゲンが減少する更年期

    エストロゲンの分泌量は、40歳を過ぎる頃になると卵巣機能の低下によって減少していきます。エストロゲンの分泌量が減少すると、生理の周期が不規則になり、50歳ごろになると閉経を迎えます。この閉経前後の10年間が「更年期」と呼ばれ、女性ホルモンのバランスが急激に崩れるこの期間に、心と身体に不快な症状が起こりがちになります。この症状がひどい場合は「更年期障害」と呼ばれます。そして、更年期を過ぎて老年期を迎えると、エストロゲンの分泌はほとんどなくなり、不快な症状も自然と治まっていきます。しかし、エストロゲンによって保たれていた働きが弱まってしまうため、身体の変化には注意が必要になります。

    エストロゲンの減少と敏感肌

    女性らしさをつくるエストロゲンは「美肌ホルモン」とも呼ばれるといいました。女性ホルモンは生理周期によってバランスが変化しますが、生理前になるとエストロゲンが減少し、逆にプロゲステロンが増えます。

    生理時の女性ホルモンの変化と敏感肌の状態

      • エストロゲンが肌に与える影響

    エストロゲンの肌に与える影響としては、肌の水分量を保つ、皮脂の分泌を抑制、コラーゲンの生成を促進することなどがあります。そのため、エストロゲンが多く分泌されていると、肌のバリア機能も高くなります。その他にも、肝臓や血液、骨など体の様々なところに影響を与えるため、肌への栄養も届けられやすくなります。

      • プロゲステロンが肌に与える影響

    エストロゲンは、妊娠が成立するための働きをする重要な女性ホルモンです。エストロゲンは、受精卵が着床しやすいように子宮内の環境を整えます。その一方で、肌に与える影響としては、皮脂の分泌を促したり、コラーゲンの生成を抑制したりと、肌のバリア機能を低下させる要因にもなります。

    生理前にニキビなどの肌荒れがおこりやすくなるのは、エストロゲンが減少しているところに、プロゲステロンの影響を受けるため肌のバリア機能が低下しやすく敏感肌の状態となっているからです。

    更年期の敏感肌について

    生理周期に関係なくエストロゲンの分泌量そのものが減少する更年期になると、肌はその影響をもろに受けます。エストロゲンは抗酸化力が強く、肌を紫外線から守ってくれているため、エストロゲンが減るとシミが増えてやすくなります。また、コラーゲンの生成を促進する働きもあるので、それが減ってしまうと、肌のハリが失わられシワの原因にもなります。そして、エストロゲンが減少すると肌のバリア機能も低下し、加齢による免疫力の低下などもも影響して「敏感肌」になります。更年期は、身体の不快な症状に意識がいってしまうため、意外に見落とされがちなのが更年期敏感肌なのです。この更年期敏感肌を予防するためには、エストロゲンによく似た働きをする、大豆イソフラボンを体内に摂取することで作られる「エクオール」を摂取することが必要となります。

    更年期敏感肌の予防には「エクオール」の摂取が鍵

    エクオールとは、大豆イソフラボンに服荒れているダイゼインが、腸内細菌によって分解されて作られる成分です。そして、そのエクオールこそが、エストロゲンの代役として女性の美容と健康を支えてくれます。そのために必要な、1日あたりのエクオールの摂取量は10mgが目安となります。エクオールは大豆イソフラボンを摂取しなければ作ることができません。10㎎のエクオールを作るために必要な大豆イソフラボンの量は、豆腐だと200g(2/3丁)、納豆だと50g(1パック)、豆乳だと200mlが目安です。

    しかし、そんなエクオールに衝撃の事実が。
    それは、エクオールを体内で作れる人と作れない人がいるということが最近の研究でわかりました。エクオールを作れる人は、女性の2人に1人と言われていて、エクオールを作れない人は大豆イソフラボンを摂取しても体内でエクオールが作られることはありません。

    エクオールを作れる人と作れない人の特徴

    エクオールを作れる人の割合は2人に1人ですが、これを世代別でみたところ若い世代(平均20歳)の人で3人に1人しか作れないという報告もあります。その詳しい理由は明らかになっていませんが、昔に比べて食生活が大きく変化し、大豆などの豆類の消費量が少なくなっていることが影響していると考えられています。

    実際にエクオールを作れるかどうかは、エクオール検査などで調べてみないとわかりませんが、エクオールが作れる人と作れない人を対象としたアンケートによる統計的な特徴としては以下のようなことがあげられます。

    【エクオールを作れる人に多い特徴】

    • 大豆食品をよく食べる
    • 平均睡眠時間が8時間以上
    • 食物繊維を意識して食べている
    • ほぼ毎日運動している
    • タバコを吸わない

    【エクオールを作れない人に多い特徴】

    • 大豆食品をあまり食べない(子供の頃から)
    • 便秘になりやすい
    • 野菜の摂取量が少ない
    • タバコを吸う
    • アレルギーがある

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    腸内環境がよければエクオールが作られる!?

    エクオールを作れる人と作れない人の特徴を見てみると、生活習慣や食生活が大きく影響していることがわかります。エクオールを作っているのは、腸内にいる腸内細菌です。腸内細菌の働きは腸内環境によって大きく左右されます。エクオールを作れない人に多く見られた特徴は、どれも腸内環境を悪化させる原因になります。エクオールを作れる人であっても、腸内環境が悪化し、腸内細菌がうまく働くことができずに、エクオールが作られなくなってしまっていることも考えられます。

    エクオールを作れるか作れないかに関係なく、まずは腸内環境を整えることが大切です。

    腸内環境改善には乳酸菌が有効!

    腸内環境を改善するには、生活習慣の改善や、食生活を見直して食物繊維を積極的に摂取することが必要だったりと層状以上に意識を変えることが必要となります。そこで、有効なのが「乳酸菌」です。ヨーグルトや納豆などの発酵食品に多く含まれる乳酸菌は、腸内の善玉菌の働きを助けます。乳酸菌によって活発になった善玉菌によって、悪玉菌の増殖を抑えて腸内環境が改善されます

    口から摂取した乳酸菌そのものが腸内に棲みつくことはなく、数日で便と一緒に体外に排出されてしまうのですが、乳酸菌が腸にいる間は、善玉菌が活動しやすい腸内環境をつくります。そのため、乳酸菌はできるだけ毎日摂取することがいいとされています。しかし、摂取する乳酸菌には注意が必要で、ヨーグルトなどよりも乳酸菌サプリメントで摂取すほうが効果的と言われています。

    日本人の腸と相性がいい米由来の乳酸菌がオススメ!

    乳酸菌には、植物由来のものや動物由来、ヒト由来といった種類があります。植物由来のものは漬物の含まれる乳酸菌で、チーズやヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は動物由来となります。どちらかといえば、昔から日本食としてなじみのあった漬物などに含まれる植物乳酸菌の方が、日本人の腸と相性がいいと言われています。そんな植物由来の乳酸菌の中でも、お米由来の乳酸菌というものがあり、これが最も日本人の腸と相性がいいのではないかと言われています。
    米由来の乳酸菌LK-117配合の米のしずく

    そんな、お米由来の乳酸菌とお米だけで作られた乳酸発酵食品が、大手酒造メーカー菊正宗が販売する「米のしずく」です。米のしずくには、腸内環境を整えるだけでなく、アレルギー体質の改善や、コラーゲンの生成を促進するDアミノ酸や、抗酸化作用のあるポリフェノールなどが豊富に含まれているため、敏感肌の改善にもオススメの乳酸菌です。近畿経済産業局の協力のもと研究開発が進められ商品化されているので安全性や信頼性も抜群です。今のところ米のしずくは、菊正宗の通販限定商品となっているため公式サイトからしか購入することができませんが、お試し購入もあるので気になる方はぜひ一度試してみる価値ありです。

     


     

    スキンケアアドバイザー佐々木まい

    腸内環境改善は敏感肌予防にも効果的!
    腸内環境が悪化して、悪玉菌が増えてしまうと、悪玉菌が作り出す毒素が血液中に放出され、肌細胞を弱らせてしまい肌にも影響を与えます。また、それだけでなく毒素は酸化を早めて、肌老化の原因にもなります。それだけ、腸内環境と美肌とは密接に関係しているということです。つまりは、腸内環境を改善すると、肌細胞も活性化され肌のバリア機能が高まり敏感肌予防に効果的なのです。

    エクオールを作るために毎日の大豆の摂取が基本

    体内でエクオールが作れない原因には、大豆食品の摂取量の減少があります。腸内環境を整えて、腸内細菌の活動が活発になっても、エクオールのもととなる大豆イソフラボンを摂取しなければ、意味がありません。そのためには、毎日の食事で大豆食品を意識して摂取することが基本となります。

    エクオールが作れない人必見!おすすめエクオールサプリ

    エクオールを作れる人と作れない人がいるということ、そして、エクオールを作ても腸内環境が整っていないと、エクオールが作られにくいということをお伝えしました。また、エクオールをつくるためには、毎日の食事で大豆食品を意識して摂取することが必要で、1日の必要なエクオールの摂取量の目安は10mg。これに必要な大豆食品の量の目安は、木綿豆腐2/3丁または納豆1パック程度となります。

    エクオールが作れるか作れないかに関係なく、今すぐにエクオールを摂りたい!という方におすすめなのが、エクオールが配合されたエクオールサプリメントです。エクオールサプリを活用することで、エクオールをが作れる作れないに関係なく、エクオールそのものを摂取することができます。また、エクオールサプリメントには、エクオールだけでなくその他の栄養素も配合されているので、あなたにとって必要な要素を持つエクオールサプリメントを選びましょう。

    40代・50代におすすめ「エクオール+乳酸菌」

    40代・50代におすすめのエクオールサプリ「キレイ・デ・エクオール」

    エストロゲンが急激に減少し始める40代・50代におすすめのエクオールサプリが「キレイ・デ・エクオール」です。キレイ・デ・エクオールには、エクオールが10mg配合されているだけでなく、腸内環境改善に役立つ乳酸菌や食物繊維も含まれています。

    配合されている乳酸菌は1,000億個と高配合で、エクオールをしっりと摂取しながら、基本となる体の内側も整えることができます。サプリメントは、国内のGMP認定工場で作られているので安全性も高評価です!

     

    20代・30代におすすめ「エクオール」

    20代30代におすすめのエクオールサプリ「クオリア」

    まだまだ女性らしさが必要な20代30代におすすめのエクオールサプリが「クオリア」。スーパーイソフラボン「エクオール」がたっぷりと配合されています

    エクオールで女性らしい体づくりをサポートしてくれます。その他、12種類以上の植物性の美容成分もたっぷり配合されています。クオリアも国内のGMP認定工場で作られています。

     


     

    エクオールサプリの注意点

    エクオールは大豆由来成分ですので、大豆アレルギーの方は摂取できず、また、エクオールサプリの種類によっては乳製品アレルギーやビール酵母アレルギーの方も摂取してはいけないものもあるので、購入する前に必ず含有成分をしっかりと確認するようにしましょう。
    妊娠中や授乳中の人は、女性ホルモンに影響を与えるような栄養や成分の摂取は、胎児に重大な問題を起こしてしまう可能性があります。エクオールサプリメントは医薬品ではなく栄養補助食品なので、過剰摂取や、アレルギーや妊娠・授乳中の摂取でなければ副作用の心配はありません。