【更年期】汗をかくことは、恥ずかしいことじゃない!



更年期を迎える頃の女性から「暑くもないのに暑くもないのにやたらと汗が出てきて困る」、「汗とニオイがひどくなって」という悩みををよく聞きます。更年期の症状にはさまざまあり、のぼせ·冷えなどと並んで、全身に汗をびっしょりかくことも代表的な症状です。更年期の多汗を理解して、改善する方法を紹介します。

menopause-ase-02

汗腺機能を調節していた女性ホルモンが減少が原因

更年期になると、女性ホルモンの分泌が低下してきますが、もともと女性ホルモンには汗腺の調節機能があります。ところが、更年期になって女性ホルモンが減ってくると、汗腺機能の調節が乱れてきます。その結果、体温調節がうまくいかなくなり、体を動かしていないのに汗が出てきたり、昼間だけでなく寝汗もかくようになるなど、時間や場所に関係なく汗が多くなるのです。

汗腺機能を調節していた女性ホルモンが減少が原因

更年期になると、女性ホルモンの分泌が低下してきますが、もともと女性ホルモンには汗腺の調節機能があります。ところが、更年期になって女性ホルモンが減ってくると、汗腺機能の調節が乱れてきます。その結果、体温調節がうまくいかなくなり、体を動かしていないのに汗が出てきたり、昼間だけでなく寝汗もかくようになるなど、時間や場所に関係なく汗が多くなるのです。

精神性発汗を引き起こしやすい時期

さらに更年期特有のイライラや不安などの精神症状により、精神性発汗のメカニズムが強く働くようになることも影瞥しています。更年期だけだなく、出産後、急に汗かきになることは知られていますが、これは産後女性ホルモンの分泌が急激に変化し、自律神経が失調気味になることが原因で起こります。このような産後の多汗を産じょく性多汗と呼びます。ふつうは産後はしばらくすれば自然になおってしまいますが、まれに精神性多汗のきっかけとなり、長く多汗に悩ませれることになる人もいます。

更年期の多汗は自律神経の乱れが影響

そもそも更年期とは、女性が閉経を迎える前後数年ずつ、だいたい40代半ばごろから50代半ばごろまでをいいます。更年期になると女性ホルモンの分泌が低下し、ホルモンバランスも崩れてきます。更年期にあらわれるいろいろな症状は、ホルモンのバランスが崩れ、自律神経の調節がうまくいかなくなることが大きく関係しています。ご存知のように、自律神経は血液環境や体温調節など自分の意思には関係なく、体の機能を調節する働きを持っています。発汗作用もそのひとつですから、自律神経のバランスが崩れてくると、発汗作用もおかしくなってしまうのです。

更年期の汗はベタベタしていて臭い

一般的に、多汗症の人の場合は、よく汗をかく場所は手や足です。しかし、更年期の場合、手足にはほとんどかかない代わりに、顔や首、胸などにぐっしょりと汗をかきます。汗腺機能と同時に体温調節機能も落ちているので、手足は冷たいのに顔だけほてって、首や胸にポタポタと滝のように汗をかく人もいます。

また、体を動かして生じる生理的発汗は、サラッとしていてニオイはほとんどしませんが、精神性発汗である更年期の汗は、濃度が濃くベタベタしています。蒸発しにくいため、さらに体温調整の働きが鈍くなり、いつまでもダラダラとかき続けることになります。このような汗には、アンモニアなどのニオイ物質が多く含まれているので、汗そのものがニオイを発しやすくなるのです。

menopause-ase-03

更年期の汗とニオイ対策

更年期の汗は、前触れもなく、どこででも出ると思っておいたほうがいいでしょう。必要以上にあたてたり、恥ずかしがると、かえって汗の量が増すので、ゆったり構えましょう。汗が噴き出してきたら、ゆっくり腹式呼吸をすると、自律神経のうちの交感神経の働きがやわらぎ、症状を軽くするのに役立ちます。

また、更年期の汗は濃くて蒸発しにくいので、衣類の脱ぎ着で調節できるように、外出時は重ね着をしましょう。肌に直接触れる部分には汗をよく呼吸する綿素材、上着には発散作用のある絹などを着て、汗が出始めたら1枚脱いで、おさまったらまた重ね着する。こうすれば、出た汗の蒸発をコントロールできますし、吸収と発散の作用が体温調節にも働きかけて、多汗の予防にもなります。

汗をかきやすくすることが一番の多汗予防

汗が出るのを抑えることよりも、良い汗をかくようにしましょう。それが多汗の予防につながります。運動や入浴、食事など、日常生活から見直していきましょう。

入浴
入浴は血行を良くし発汗を促すので、ゆっくりとお湯につかるだけでも多汗の予防につながります。更年期の多汗の症状が盛んなときは「酢風呂」がおすすめです。醸造酢や黒酢などを入浴直前に湯船に入れます。最後にシャワーを浴びれば、お酢のニオイは残りません。また、両手両足を集めのお湯に10~15分間つけると、汗をたっぷりかきます。

朝風呂よりも夜風呂を
お風呂は、夜入るか、朝入るかで、体臭予防の効果に差が出てきます。いやな体臭を減らしたいなら、夜寝
る前に入るほうがいいでしょう。理由は、「乳酸」にあります。日中、体を動かしていると、乳酸がたまってきます。体内に乳酸が増加してくると、それに比例して汗の成分にアンモニアが増えニオイの元になるのですが、ゆっくり入浴していると、血液循環がよくなり、乳酸が減少します。さらに夜は乳酸が減った状態で寝ることかできるので、いやな体臭も軽減されます。一方、朝、急いで入浴しても、すぐに活動を始めますから、乳酸を減らす間はありません。そのため、体臭が強いまま一日を迎えることになってしまうのです。

運動
更年期の症状改善にこれから運動を始めるという人は、急激な動きは避けましょう。発汗を促し、手足の血行を良くするウォーキングやストレッチなどの有酸素運動がおすすめです。ストレッチは特に手足の血行をよくするメニューを取り入れるようにしましょう。

食べ物
良い汗をかきやすくする食べ物の代表はショウガです。お風呂上りにショウガ湯を飲むとさらに効果的です。また、多汗が続くと皮膚が乾燥しやすくなります。そんなときは、ポリフェノールを含む梅干し、紅茶、赤ワインなどをとり、乾燥を予防しましょう。汗が出ると、冷たいものを多くとりたくなりますが、血行を悪くして多汗の症状を増長させる原因になるので、冷たいもののとりすぎには注意が必要です。

更年期の多汗の治療方

更年期の多汗は、ほてりやのぼせ、冷えなどの症状も出ることが多いようです。婦人科で、ホルモンの状態などを調べる検査を受け、症状が更年期によるものかどうかを診断してもらいましょう。女性ホルモンが減少しているかどうかは、 血液検査で血中ホルモン値を調べればわかります。検査の結果、多汗などの症状が
更年期のホルモンのアンバランスに原因があるとわかれば、医師と相談しながらホルモン補充療法や漢方療法など自分の症状に合った治療を検討していきます。

精神性発汗の可能性があるときは、心理療法も

更年期の多汗やニオイの症状が、婦人科での治療だけでは改善されない場合もあります。ホルモン剤や漢方薬を続けてみたのに、症状が改善されないというような場合です。このような場合は、精神性発汗の可能性が高くなりますので、自律中枢調整剤や精神安定剤を補うとかなり症状がおさまるようです。たいていは婦人科でも処方してくれますが薬物療法だけでなく、心理療法なども受けたほうがいい場合はカウンセラーや精神科など専門医にも相談してみることをおすすめします。

menopause-ase-04

更年期の発汗、ほてりやのぼせに悩む女性は多い

更年期に起こる症状で、発汗やほてりやのぼせに悩んでいる女性は1割以上。10人に1人は悩まれているというこうです。女性ホルモンの減少による影響は、女性の体にとってはとても大きいものです。一人で悩まずに、そういうものであると理解して、気持ちを切り替えることが、改善の近道になります。更年期に体の中で何が起こっているのかを知ることで、発汗以外にもさまざまな年齢によるトラブルを改善していきましょう。

スポンサーリンク


%d bloggers like this: