子供のアトピーと日常生活、季節ごとの注意点【まとめ】

[公開日]

[最終更新日]2017-07-11

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子供にアトピー性皮膚炎があると、お母さんもいろいろなことが心配になりますよね。特に夏は紫外線に、汗にと心配事はいっぱいです。今回は季節ごとに日常生活で不安になりそうなことを挙げながらスキンケアなどの注意点をお話しします。

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春に気をつけたいこと

春といえば大人にはつらい季節かもしれません。 スギ、 ヒノキ、 ハンノキなどいろいろな花粉が舞っています。幸いなことに、乳幼児の時期にこれらのアレルギーを起こすことはまずありません。

母親が花粉症の場合は、「薬を飲んでもいいのか?」「薬を飲んだら、 おっぱいはあげられないのか?」といろいろな疑問が出てきます。多くの抗アレルギー薬は授乳しながら使用しても乳幼児に影響がでないことがわかっているため、つらい鼻水、<しゃみ、 涙などの症状を我慢せずに、安心して使える薬を処方してもらいましょう。

この時期から、だんだん紫外線も強くなってきます。紫外線にも注意が必要です。紫外線については夏に気をつけたいことで詳しく説明します。

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夏に気をつけたいこと

紫外線の影響と屋外での水遊び

アトピー性皮膚炎の子供の皮膚は、刺激に敏感です。長時間、強い紫外線を浴びることやプールに含まれる塩素の刺激により、痒みが強くなることかあります。皮膚の状態が悪い場合には、皮膚への負担を少なくする配慮が必要です。

夏は紫外線の影響も気になります。紫外線は皮膚でのビタミンDの産生に必要です。夏は木陰にいてもビタミンDの産生に必要な紫外線量を浴びることはできますが、外で水遊びをすることもありますよね。

アトピーー性皮膚炎をもつ子供に対して、紫外線は有害なのでしょうか?

紫外線による刺激が、アトピー性皮膚炎を悪化させることもあります。個人差はありますが、紫外線により症状が悪化する子どもが紫外線の強い季節(5~9月)に長時間にわたって屋外で遊ぶ場合は、衣服、帽子、日焼け止めクリームなどを使って直射日光があたる量を少なくましょう。また、テントや室内で小まめに休憩をとらせることも有効です。

保育園でプール遊びの時間があり、広い範囲に紫外線があたることを不安に感じるこ両親も少なくありません。プール遊び、水遊びは夏の楽しい時間ですが、確かに、屋外の場合には、肌の露出が大きいので紫外線を浴びる量が多くなります。水着の上からTシャツやズホンを着せたり、露出部に日焼け止めクリームを事前に塗ったりすることで対応してもらうとよいでしょう。子供用のラッシュガードが売られているので、そういったものも活用しましょう。

また、プールに塩素が添加されているようであれば、皮膚の炎症を悪化させるかもしれません。肌の状態がよくない子供や、塩素に過敏な子供は、プール遊びを禁止とするか、短時間にしましょう。そして、プール遊びの後はシャワーで丁寧に塩素を洗い落とすことも大切です。

プール遊びをすると、塗り薬がすべて取れてしまいます。そのため、そのままにしていると痒みが出て皮膚の状態が悪くなりかねません。シャワーの後はできるだけすぐに、塗り薬を塗ってあげましょう。

夏の暑い日の水遊びは子ともにとっても楽しい時間ですが、肌にジュクジュクした部位がある場合、全身が赤くなっていてひどく痒がっている場合、眼やその周囲が赤く腫れている場合、とびひを合併している場合などは、プール遊び、水遊びは控えたほうがいいです。

日焼け止めクリームの選び方と注意点

日焼け止めクリームは、SPF(UVB 防御指数)とPA(UVA 防御指数)によって効果の強さや持続時間が表されています。一般的にSPFの数値が高いほど、PAの+が多いほど紫外線を遮断する力が強くなります。ただし、実際には塗り方も効果に影響します。薄く塗っていたり、汗や水で流れてしまったりする場合は, 効果が弱まることもあります。SPFが極喘に高いものは皮膚への負担も大きくなります。そのため、子供に塗る場合には、SPF20前後、PA++程度のものがよいでしょう。

注意点としては、1歳未満だと日焼け止めクリームも、かぶれの原因となることがあげられます。日焼け止めクリームを使わない日除けの方法として、外出するときにベビーカーの日除けカバーを下げ、通気性のよい帽子をかぶせるのもよいでしょう。ただし、差し込んでくる紫外線によって、子どもの手の甲や足が日焼けしてしまうこともあります。どうしても長時間外に出なければならない場合は、子供用の日焼け止めクリームを腕などに小さな範囲で塗ってみて、1日様子をみて変化がなければ、その日焼け止めクリームをお出かけ前に顔と手足に塗っておくとよいでしょう。20~30分ほどの短時間外出するだけなら日焼け止めは塗らなくてもよく、1~2時間の外出であってもSPF20、PA+程度の日焼け止めクリームを塗るくらいで十分です。



蚊や汗への対策

最近ではテング熱なども心配なので、蚊に刺されないように対応することが第ーです。虫は汗のにおいや湿気に寄ってきます。長袖、長ズホンで皮膚を外に出さないようにするとよいのですが、夏場に長袖、長ズホンだと汗の対策も必要です。アトピ一性皮膚炎があると、汗による刺激で痒みが強くなったり皮膚の状態が悪くなったりし、特に汗のたまりやすい首、耳の周り、肘の内側、膝の裏側などが悪くなりやすいです。帰宅後はすぐに汗を流しましょう。虫よけスプレーは、小さな子供には使いにくいですが、最近では乳幼児用のノンケミカルの虫よけスプレーがでているので、それを使うのもよいでしょう。できるだけ蚊がいそうな時間帯や場所は避けるようにしましょう。

参考に楽天でも買えるノンケミカルの虫除けスプレーをご紹介します。
子供から大人まで使えるようにアルコールなども使わずに、安心・安全を考えて作られた商品です。価格もお手ごろなのでおすすめです。

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秋に気をつけたいこと

夏が終わり、過こしやすい季節になるはずですが、一方で空気の乾燥が気になる時期になっていきます。この頃から、部屋の湿度チェック、加濯器の準備、ならびに子供の保湿を考えていきましょう。夏も洗った後は保湿が必要ですが、プラスアルファで保湿するようにしましょう。暑かったり、寒かったりと気温の差が大きいこともあります。外出するときの服は脱ぎ着しやすいものがよいでしょう。また、外出するときには、バスタオルやブランケットなどの羽織るものがあると便利です。

春と同様、ブタクサ、ヨモギやイネ科の植物の花粉が飛ぶ時期でもあります。乳幼児の時期にこれらのアレルギーを起こすことはまずありません。大人のほうが辛い時期ですね。

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冬に気をつけたいこと

冬はなんといっても乾燥対策です。乾燥対策は, 大きく2つあります。

1つは部屋の加湿です。部屋の温度は20~23℃、湿度は50%を目安にするとよいでしょう。そうなると加湿器が必要になってきます。加湿器を使う場合、水をいつもきれいにするために、小まめに取り換えることが重要です。

もう1つは肌の保湿です。乳幼児の肌は乾燥しやすく、乾燥してしまうとバリア機能が弱ってしまいます。もともと人はとても未熟な状態で生まれてきます。その上にバリア機能が弱ると、ハウスダストやばい菌が入ってきて皮膚トラブルを起こしてしまうのです。お風呂上がりは5~15分以内に保湿剤をしっかりと塗ることが大切になります。塗る量の目安は、塗った後にティッシュペーパーをつけて、そのまま抱き上げてもティッシュペーパーが落ちないくらいといわれています。

夏と冬は特に要注意!

紫外線と暑さが強い夏、乾燥する冬は特に注意が必要ですね。今回は季節ごとでの注意点をまとめましたが、最近の気候は変化が激しいです。春と秋はそんな気候の変化に対応できる対策をしましょう。特に紫外線については毎日でも対策することをおすすめします。

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