子供の便秘を早く解消するために必要なことは?食べ物で良くなる?

[公開日]

[最終更新日]2018-08-27

    「子供が便秘かも」と気付いた時、すぐに病院に行って受診しようと思う方は少ないのではないでしょうか。確かに便秘は一時的なことが多いです。入学や転校など、環境が変わってしまう時などは緊張が続いたり、食生活が不規則になったりすと、便秘なることがあります。

    しかし、新しい環境にも慣れ、食生活が改善されると、便秘も自然に治るのが普通です。でも、やっぱり子供の便秘は気になりますよね。子供が便秘になった時、1日でも早く便秘を解消するために、具体的にどのような判断をするのが良いか解説して行きます。

    概要

    子供の便秘はどうやって判断する?

    まずは、子供の便秘を判断するためにも、排便の仕組みから見ていきましょう。

    正常な排便とは?排便の仕組みを知る

    私たちは毎日、食べ物から栄養を摂って生きています。食べたものは口から食道を通って胃に入り、胃液と混じり、どろどろの状態になって十二指腸に送り込まれます。十二指腸ではさらに胆汁膵液で食べ物を吸収しやすい形にまで分解され、小腸へ進み、ここで栄養分の消化吸収が行われます。

    食べ物の栄養分はほとんどが小腸で吸収され、残りが大腸に移動します。大腸に送られる頃には、大量の水分のやりとりが行われ、約90%が水分(水様便)の状態です。そして、大腸で水分が吸収されることで、正常な便が形成され、排便されます。食べ物が大腸まで到達するのにかかる時間は意外と早く、半日くらいでS状結腸(排便の手前)で溜まります

    腸の仕組み

    大腸のS状結腸で溜まった便は、大蠕動(だいぜんどう)と呼ばれる腸の収縮運動によって直腸に移動し、排便の一連の動きが起こります。この排便をおこす大蠕動は、食べ物が胃に入ると生ずる胃結腸反射で起きるとされています。そのため、大蠕動が起こるのは1日1〜3回で、特に朝食の1時間後が起こりやすいようです。

    つまり、食べ物を食べることで、反射的にS状結腸に溜まつている便が大蠕動によって直腸に送り出されます。食事をする毎にこの反射が起きる人は、1日3回排便ということになります。

    S状結腸は、3日分程度の便を溜めることができるので、3日に一度(週に3回)以上の便回数であれば、排便は正常とされています。しかし、ここで注意してほしいのは、1日1回排便があったとしても、小さな便が1つだけというのは排便したうちには入らないということです。正常は排便の判断基準としては、1日の量(およそその子どもの拳ぐらいの量) を1日で出しているかどうかです。そのため、回数だけでは便秘かどうか判断できない場合もあります。

    排便の仕組みがわかった後は、具体的に、便秘、便秘症の症状をみていきましょう。

    便秘、便秘症とは一体どんな状態か

    便秘は、S状結腸に溜まった便が長い間出ない、出にくいといった大腸の状態です。

    医学的には、週に2回以下しか排便がない、あるいは5日以上排便がない日が続くと、便秘と判断するようです。そして、便秘による苦痛、つまり、便秘でおなかが痛い、便秘で苦しい、便秘で不快感がある、排便時に苦痛がある、排便時に出血するということが出れば、「便秘症」となります。
    一時的な便秘ではなくて、そういった状態が1〜2か月以上続くと「慢性便秘症」とみなされます。

    ここで注意しなくてはならないのは、先ほどもお話ししたとおり、排便したというのは「正常な排便」があったということです。「正常な排便=快便」とは、便意(排便したいという感覚)があって、トイレに行って、楽に1日分の便(2〜3日に一度の排便であれば、2〜3日分の便)が出て、排便後にスッキリしたという感覚を持てるのが、快便です。

    鹿やウサギの糞のような便が出るだけ、というのは便秘の可能性があります。コロコロした、または、ねっとりした少量の便をよく排便するというのも、便秘の可能性があります。また、子供の場合はひどい便秘あってもカタチとしては普通の便のように見えることもあります

    子供の便秘が続くとどうなるの?

    実は、便秘が2〜3ヶ月以上続くと、徐々に腸の状態も悪くなります。便秘が慢性化すると、腸自体が排便しにくい状態に、つまり「便秘ぐせ」がついてしまいます。そうなると自然には治りにくくなっていまします。

    子供の便秘は「たかが便秘」ではありませんし、「そのうち治る」ものでもありません。

    そういった意味でも、親は子供の便の状態を把握しておく必要があります。
    今の現代、昔と違い食生活が欧米化が進み、そのことによって子供の便秘も増えています。食生活の改善で便秘が改善すれば良いですが、なかなかうまくいかないことが多いようです。

    便秘で苦しそうにする子供

    子供の便秘はよくあること?

    便秘は大人の女性に多く見られます。成人女性の20%くらいが便秘ではないかと言われているほど。また、成人の大腸の造影検査データによると大腸が長い方が多く、便秘になりやすい腸であることも知られています。子供では10人に1人くらいが慢性的な便秘症ではないかと言われています。

    現代人の排便の異常、特に慢性特発性便秘症と過敏性腸症状群は、大人でも増えています。その原因には、食生活の欧米化、現代社会のストレスなどが挙げられます。もともと、ヒトは大腸のカタチから、隠れ草食動物とされていますが、特に日本人は長く草食を中心とした食事をしてきました。草食中心の生活であれば便秘の率は、これほど多くなかった可能性が大きいと思われます。

    ここ数十年の食事内容の欧米化に伴う食物繊維摂取量の減少、胃腸感染症の減少と軽症化、それに加え、社会的ストしスの増加による家庭内の緊張は、子供の排便に影響を与えている可能性があります。また、夜遅くまで起きていたと、基本的な生活習慣のリズムが乱れていることも大きな要因に思えます。

    朝は太陽とともに起きて朝食を食べ、日中はしっかり身体を動かし、暗くなったら早めにぐっすり眠る。そんな「健康的な」生活を、子供の頃からずっとできる環境が整っている家庭がどれだけあるでしょうか。そういったことを考えていくと、子供の便秘は起こるべきして起こっているといってもおかしくはないのかもしれません。

    子供の便秘は、
    便の見た目と様子で判断

    子供が便秘かどうか判断するためには、日頃から便の見た目や排便の様子を観察しておくことが必要です。

    便の状態

    子供の便の見た目を観察する

    子供が便秘かどうは、排便の回数だけでは判断はできません。便の見た目も重要です。

    正常と言える便は、水分含有量が70〜80%ぐらいで、バナナ状です。水様便は下痢の時の便ですが、便秘が原因でゆるい便、泥状便が出ていることもあります。バナナ状でもゴツゴツした便は長く溜まっていた便です。さらに長く便が停滞していると、コロコロした小石状のような便になり、さらに兎の糞のような状態になります。

    便器にすぐに沈んでしまう重い便、こげ茶色など色が濃いのは、便が長く溜まっていたことを表し、反対に水に浮く軽い便、黄色い便は通過が早いことを表します

    子供の便秘は、肛門の寸前にある直腸に溜まってしまうタイプの便秘も多いので、おにぎり状、缶ビールぐらいの太さもあるような大きな便になり、排便がとても苦痛になります。大きな便で、トイレが詰まるというのも便秘によるということです。その他、ねっとりした粘土状の便も便秘の証拠です。これは、便秘のために腸管細菌が悪化してしまったことが影響している便で、生臭いような便になることが多くあります。

    排便するまでの子供の様子にもヒントが!

    しょっちゅう便意がきてトイレに行くのに排便しない、または少ししか出ない、何回かトイレに行ってやっと排便できたという場合は便秘の可能性があります。そのほか、排便するのにとても時間がかかったり、排便の後も便が残った感じがしてスッキリしないというのも便秘の可能性があります。

    なぜ子供の便秘は悪循環になるのか?

    なぜ、子供の便秘は徐々に悪化するのでしょうか?
    これには、まず子供が陥りやすい悪循環があります。いつのまにか徐々に便秘が進んでいたり、あるいは何かのきっかけで便秘が続くと、便が硬くなります。

    子供は、母乳から離乳食になると共に便に形ができて、1歳を過ぎて大人に近い食事になると便が硬くなり、便が出にくくなることがあります。その時に、硬い便が続いて、排便の時に苦痛な思いをすると、1~3歳までのような小さい子供は、排便することが怖くなってしまいます。そうすると、次の排便を我慢するようにって、便が溜まり、さらに便が硬くなるといった悪循環になります。

    子供は排便を我慢するとき、両足をX形に交差させ何かにしがみついたりします。神経は刺激を続けると疲れて反応しなくなりますので、我慢しているうちに便意が治まります。でも、またしばらくして便意がでます。そして、また我慢する。そういうことを繰り返してしまうと、直腸には便が残ったままになり、そこで水分が吸収され、どんどん硬く大きくなっていきます。そうなると、排便するときにさらに苦痛になり、さらに我慢するようになってしまいます。

    直腸は本来はからっぽで、大蠕動運動によって便が降りて来て直腸の壁を押し広げて、便意を感じることで排便するはずなのに、この悪循環の状態では、常に直腸に便が存在し、直腸がそれに慣れてしまい、いつもある便以上の大きさや量の便が来ないと便意が感じれない、鈍い腸になっていきます。

    それがどんどんひどくなると、大きな便が直腸にはまり込んでしまい、便を押し出すことが難しくなりすごい力が必要になります。また、便が溜まった状態が続くと、直腸は大きな便を出した後からっぽになりますが直腸の壁が広がった状態から戻らず、ぶかぶかの腸となり、1〜2日分の便が降りてきてもそれを認識できなくなります。やっと便が直腸の壁を押すほどになるときには、また硬く大きな便となってしまいます。ある程度便が溜まらないと便意を感じず、便意が起こる頃には出すのが大変な便になってしまうということです。

    大人であれば、便秘が続くと便を出さないといけないと感じて、何かの措置をすることができますが、子供の場合は、便秘というものが理解できずに「我慢ぐせ」となってしまいます。また、直腸自体も鈍くなっているので、無理にトレーニングしても逆効果になってしまいます。

    子供の便秘を早く解消するために

    便は、食べ物が体内で消化吸収された結果作られるものですから、食事は排便と密接に関係しています。便秘を解消するためにはまず、ほとんどの方が食事に気をつけようと思うのではないでしょうか。その考えそのものは良いのですが、子供の便秘を早く解消しようというという場合は、もう少しよく考えてみる必要があります。

    まず、排便の仕組みでお話したように、排便には食べ物が必要です。便のほとんどは、食べたものの残りカスですから、食事量が多ければ、便の量が増え、便の流れがよくなり、便秘になりにくく、軽い便秘であればすぐに解消されます。大人の女性の便秘のほとんどは、食事を改善することで解消されます。

    子供の便秘の場合、直腸に溜まってしまっても、軽い間は便の量を増やして流れを良くして毎日排便することで、徐々に直腸に溜めるクセが解消されていくことが多いです。また、食事から摂る食物繊維を増やすことも便秘を解消する―つの方法ですが、大人と違って、あまり神経質になることはありません。食物繊維は消化されない食べ物のため、子供にとっては負担が多く、また口触りなどから苦手な子供の多いです。便秘を解消するためとはいえ、無理に嫌なものを食べさせようとする逆にストレスを与えてしまうことにもなります。

    子供の便秘にヨーグルトとバナナは逆効果

    便秘解消に良いイメージがあるヨーグルトやバナナですが、子供の便秘の状態によっては逆効果になる場合があります。

    ヨーグルトなどの乳製品に含まれる乳糖は、腸内で酵素により分解され吸収されます。しかし、多くの日本人はこの酵素が少ないため、乳製品を摂り過ぎると乳糖がうまく消化吸収されず、腸内に留まってしまいます。結果、腸への負担がおおきくなり働きが悪くなるため便秘を起こしてしまいます。これは、乳糖不耐症と呼ばれ、日本人の約8割が当てはまるとも言われています。

    また、すでに便秘で腸の働きが悪くなっているところにヨーグルトを食べるとことでお腹が張ったり、お腹を冷やして、さらに便秘を悪化させてしまいます。

    一方、食物繊維が豊富なバナナをですが、便秘の状態で食物繊維を摂り過ぎると、便の量は増えるのですが水分が足りないと硬くなり、排便時に痛みが伴いやすく子供の便秘にはあまり良くありません。ひどい場合は、子供が痔になってしまうことも…

    日本人の子供の便秘解消に適した方法

    食事は排便状態と密接に関係しているとお話しをしましたが、まさにその通りです。
    便秘を解消するには、腸で働く腸内細菌を活性化する乳酸菌や、食物繊維が必要です。
    しかし、乳酸菌を多く含むヨーグルトや食物繊維が豊富なバナナは子供の便秘にはあまり好ましくありません。

    そこで、子供の便秘を解消するために最も良い方法が「乳酸菌」を直接摂取すること。最近では数多くの乳酸菌サプリが販売されており、ヨーグルトなどの発酵食品に頼らなくても乳酸菌を効率よく取ることができます。また、その中でも日本人の子供の腸と、相性がいいのが「米由来の乳酸菌」です。

    なぜ米由来の乳酸菌が子供に良いのか

    では、なぜ「米由来の乳酸菌」が子供にとって良いのでしょうか。
    それは、私たち日本人が歩んできた食生活にあります。

    食事の欧米化に伴い、便秘が増えてきていることは事実です。それは、お肉などの食生活が問題ではなく、日本人にとって「不向き」であることが根本的な原因です。

    私たち日本人は昔から、「米」を主食としてきました。また、米を発酵させて日本酒を作ったり、豆を発酵させて味噌や醤油を作り、それを食してきた過程から発酵食品、特に乳酸菌発酵させた食事をすることで、腸内環境を健やかにしてきました。

    最近では、「甘酒」を飲む点滴と言われるほどに、「米」を原料として乳酸菌発酵させたものが健康に良いと再注目されています。

    ですから、子供の頃から「日本人が今まで培ってきた乳酸菌」を摂取し、子供のうちにカラダに元々棲み付いている腸内細菌を強くすることで「便秘になりにくい腸」をつくることが重要なのです。

    30日間子供に米由来の乳酸菌を飲ませた結果

    米のしずくのタブレットを飲む子供

    実際に、子供の便秘に悩まれている知人に協力してもらい、米由来の乳酸菌を配合したサプリメント「米のしずく」を試していただきました。こちらが、お母様から頂いた感想です。

    子供が飲んでも大丈夫だということで、米由来の乳酸菌が配合された乳酸菌サプリメントの「米のしずく」を30日間、娘(6歳)に飲ませてみることにしました。

    実際に、2〜3日に一回のペースで排便をしているようですが、トイレに入っても長時間出てこない、排便できずにトイレを出るという症状からも、便秘気味であることは間違いありませんでした。

    米のしずくには、ドリンクタイプとタブレットタイプがあり、今回は子供がラムネ菓子のように噛んで食べれるタブレットタイプにしました。大人の場合の1日の摂取量は3粒と書かれていたのですが、子供なので1日1粒から始めて欲しいと言われ、その通りにしてみることに。

    初めて飲むときに、ラムネのお菓子と説明して食べさせたのですが、美味しかったみたいで喜んで食べてくれました。「もう一つ欲しい」と言われましたが、まずは1粒を目処にとのことでしたので、お預けにしました。

    米のしずくを食べ始めてから5日程で早くも排便に変化が。今まで2〜3日に1回、調子がいい時で1日1回あるかないかだった排便が、1日間違いなく1〜2回になったのです。私自身、こんなに早く効果が出ると思っていなかったのでビックリというのが正直な感想です。

    10日目には、ちゃんとトイレにいけば排便するし、トイレにこもることもなくなった気がします。
    小学生なので、学校でちゃんとトイレに行けるか不安ではありますが、効果が本当に出て嬉しいです。

    この米のしずくに配合されている米由来の乳酸菌「LK-117」は、整腸作用だけでなく、免疫を整えてアレルギーから守る効果も効果もあるようです。子供も喜んで食べてくれて、便秘解消やアレルギーに効果があるなんて嬉しい限りです。まだまだ、子供のアレルギーやノロウィルス、インフルエンザなどのウイルス感染などが心配なので、しばらく続けてみようと思います。

    子供の便秘を早く解消したいと思っている方は、一度「米のしずく」を試してみてもいいかもしれません。早速、同世代の子を持つ友人にもすすめました。

    子供の便秘を早く解消したいなら
    米のしずく「お試しセット」がお得

    今回、友人の娘さんの便秘を解消するために購入したのは、米のしずくの「お試しセット」です。

    米のしずくのタブレットのお試しセットは、15日分がお試し価格の1,500円(税込)で購入することができます。15日分といっても内容量はタブレットが45粒入っています。今回、飲んでいただいたように1日1粒であれば45日分になります。

    米のしずく

    お試しセットの場合、定期購入など違って解約する必要もないので、安心して購入することができます。ちなみに、米のしずくを販売しているのは、大手酒造メーカーの菊正宗。お試しセットを購入したからといって、勧誘の電話なども一切ありません。安全性なども信頼性が高いと言えます。

    今回、米のしずくを子供にも飲んでもらってみて、やっぱり日本人にはお米なんだなと改めて実感しました。
    子供の便秘を解消したいなら、ぜひ米のしずくのお試しセットをおすすめします!