気になるニキビはどうしてできるの?

[公開日]

[最終更新日]2015-08-28

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ひと昔前までは、ニキビは青春のシンボルといわれていました。
しかし最近は、20代後半や30代の方でも「大人ニキピ』に悩む方が目立ってきています。では『大人ニキビ」とは一体何かというと、「大人になってニキピができるようになった人」、あるいは「思春期からずっとニキビが出ていて、大人になってもまだ続いている人」のことを言います。

そんなに極端な症状ではなくとも、忙しい時や生理前になると、ポツンとニキピができる方も多いでしょう。多くの方は大人になってもニキビとつき合っていかねばなりません。

ではいったいなぜ、ニキビはできるのでしょうか?

ニキビのできる場所、それはズバリ毛穴

ニキビのできる場所、それは、ズバリ毛穴のある場所です。

私たちの手や足、そして顔にも、皮膚の上のあらゆる場所には産毛が生えています。毛穴は毛の出口です。それと同時に、皮脂の出口でもあります。毛穴には付属して、皮脂腺がついています。皮脂腺はまるでぶどうの房のような構造をしており、この中でせっせと皮脂がつくられ
ます。

そして肌表面を潤すために、毛穴を通して肌の外へと排出されていくわけです。

悪者扱いされがちな皮脂は、肌には必要な成分

皮脂は、体内に浸入しようとする細菌を防ぐ
大変すぐれた『天然のクリーム」

ニキビに関して調べると、皮脂はどうしても悪者扱いされているものが多いです。しかし、肌にとっては欠かせない存在なのも事実です。皮脂は中性脂肪やワックス、スクワレン、コレステロールなどで構成されています。肌表面に広がって皮脂膜を形成し、体内の水分の蒸散を防ぎます。角質細胞の間にあるセラミドや天然保湿因子(NMF)とともに、肌の潤いを保つわけです。

さらに体内に浸入しようとする細菌を防ぐ働きもあります。皮脂が大変すぐれた『天然のクリ
ーム」
と呼ばれるのは、このような理由があります。

皮膚に浸入する細菌を防ぐといいましたが、これは一般に皮膚には存在しない細菌に対してです。私たちの皮膚には、必ずある種の細菌が存在します。これらの菌は毛穴の奥にいますから、どんなに顔を洗っても落ちることはありません。この菌を常在菌といい、むしろ皮脂を栄養源としています。

何かのきっかけで毛穴の出口がつまったり、皮脂が過剰に分泌されると、皮脂を大好物とする常在菌が繁殖し、肌に悪さをしてしまいます。

皮指の出口を防ぐ角栓

角栓によって、皮脂が毛穴の中にたまっていく

皮脂腺で作られた皮脂は、通常毛穴という出口を通って皮膚の上に広がつていきます。しか
しあまりに分泌量が多いと、排出しきれず毛穴の中にたまってしまいます。



また、肌が乾燥して角質が固くなったり、皮脂と不要な角質が混ざり合つて『フタ』をつくる場合もあります。このフタを角栓といいます。さらに毛包漏斗部という、毛穴の出口のもっとも狭い部分に異常角化が起こると、同じく毛穴は目詰まりを起こします。

出口を失った皮脂は、当然毛穴の中にどんどんたまります。この状態のことをコメドといいます

ニキビの段階

■ ニキビの第一段階は白ニキビ

出口を失った皮脂によって毛穴は徐々に肥大化し、やがて皮膚表面にプクッとふくれあがります。この状態を医学的には閉鎖面胞といいます。いわゆる白ニキビです。白く透けて見えるのは皮脂と角質が混ざったもので、ニキビとしては比較的初期の段階。

触ると細菌が悪さをして次の段階へ悪化する可能性もあるので、気をつけなくてはいけません。

■ 表面が酸化すると黒ニキビ

浮き上がった皮脂が酸素に触れると、酸化することがあります。酸化した皮脂は黒色を帯びるため、これを黒ニキピといいます。比較的発生率は少ないように思いますが、目立ちやすいうえに、色素沈着の心配もありますので、しっかりケアすることが必要です。

■ 炎症を起こした赤ニキビ

さらに毛穴にたまった皮脂を栄養源として細菌が繁殖し、炎症を起こしたものが赤ニキビです。プクッと赤く膨れている状態で、炎症がひどいと膿や痛みを伴う場合もあります。

これは膿癌と呼ばれる状態で、ここまでくるとスキンケアだけで治すのは難しいといえるでしょう。

自己流のケアで解決しようとすると、あばたと呼ばれる陥没したニキビ跡を残す原因にもなります。早めに医師の診断と治療を受けましょう。

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