コラーゲンの効果を高めるオススメ摂取方法!これで敏感肌も改善!

[公開日]

[最終更新日]2019-11-29

    代表的な美容成分である「コラーゲン」。食事や化粧品などから積極的にコラーゲンを摂取している方も多く、最近ではコラーゲンマシンも話題に。ここでは、コラーゲンの効果を高めるオススメの摂取方法を紹介!これを知ることで敏感肌の悩みも改善されます。

    概要

    美肌に必要なコラーゲンの働き

    そもそも「コラーゲン」とは、何か知っていますか?

    コラーゲンは何かというと、実はタンパク質のことで、
    私たちのカラダを構成するタンパク質のうち、約3分の1は「コラーゲン」です。
    ヒトのカラダは、約60兆の細胞で成り立っていて、髪の毛や爪、血管、内臓などすべて細胞同士が繋がってできています。その細胞と細胞の間には、必ずコラーゲンがあり、細胞同士をつなぐ役割をしています。

    カラダにあるコラーゲンのうち、約40%は皮膚に、約20%が骨や軟骨、残りの約40%は内臓や血管のど全身に広く存在しています。ちなみに、皮膚のコラーゲンは、真皮層に存在し、真皮層の約70%を占めています。

    コラーゲンが老化のカギ

    コラーゲンの役割をもう少し細かく解説していきます。

    まず、皮膚の真皮層では、コラーゲンが網目のように張り巡らされていて、ベットのスプリングのような役割をし、肌のハリと弾力を保っています。骨や軟骨の部分では、コラーゲンが関節の弾力性を保つことで、関節をスムーズに動かすことができます。さらに、骨においては、コラーゲンの周囲にカルシウムなどのミネラルが付着することで丈夫な骨が作られます。そして、全身を巡る血管を作っているのもコラーゲンで、血管の強さを保ち、血管が傷ついた時に修復するのもコラーゲンです。
    コラーゲンはその他にも、髪の毛や爪、筋肉、傷に対する治癒力など、カラダにとって重要な役割を担っています。

    しかし、残念なことに、コラーゲンは年齢とともに劣化していきます

    コラーゲンは線維芽細胞というところで作られ、新陳代謝を繰り返しているのですが、年齢とともに線維芽細胞の機能も衰え、新しいコラーゲンをつくるスピードが遅なり、古く劣化したコラーゲンが増えていきます

    コラーゲンが劣化すると当然、血管の柔軟性がなり動脈硬化、軟骨が衰え関節に影響、骨も弱く、肌や髪の毛のツヤやハリの衰えなどのトラブルが出てきます。
    これは、コラーゲンが老化のカギを握っているといっても過言ではありません。

    美肌とコラーゲンの関係

    女性が最も気にしている、美肌とコラーゲンの関係について詳しく解説していきます。

    私たちの皮膚は、大きくは表皮と真皮層に分けることができます。
    肌の表面が表皮で、角質層と新しい角質細胞を作る基底層があります。そして、その基底層を支えているのが真皮層です。
    その真皮層の約70%を占めているのが「コラーゲン」です。

    よく、コラーゲンが減少することで、肌のハリや弾力を保てなくなることで、シワやたるみが目立つと言われていますが、実際は、20歳と60歳の肌を比べてもコラーゲンの量は10%程度しか減少していません。では、どうして年齢とともにシワやたるみが目立つのでしょうか

    それは、コラーゲンが劣化してしまうことにあります。

    コラーゲンは線維芽細胞で作られ、真皮層で役割を果たしながら古くなったコラーゲンのは分解され、新しいコラーゲンを生み出すために合成されています。これをコラーゲンの代謝といいます

    コラーゲンの代謝サイクル

    真皮層のコラーゲンは、紫外線やニキビや炎症などの肌トラブル、体内の活性酸素、糖化などによってダメージを受け、劣化していきます。若い肌というのは、コラーゲンの代謝がスムーズなので、コラーゲンが劣化しても、すぐに新しいものと入れ替わるので肌のハリや弾力を維持できます。そのため、シワやたるみも目立ちません。

    しかし、年齢とともに、ただでさえゆっくりな分解と合成が遅れだすと、劣化した古いコラーゲンが溜まってしまい、シワやたるみ、黄ぐすみなどの原因になるのです。コラーゲンを劣化させないためには、コラーゲンの代謝を維持することが重要になります

    コラーゲンの効果を高めるオススメ摂取方法

    コラーゲンを多く含む食べ物はたくさんあり、コラーゲン鍋などが流行った時期もありました。

    コラーゲンを多く含む食べ物

    しかし、コラーゲンはタンパク質なので、カラダに吸収されると一度アミノ酸に分解され、小腸から吸収され、血液によってカラダのいろいろな部分に運ばれます。そのため、コラーゲンを多く含む食べ物やコラーゲンそのものを摂取したからといって、それがそのままコラーゲンとして肌に効果があるわけではありません

    コラーゲンに関するものでは、ドリンクやサプリ、コラーゲンマシンや注射などありますが、コラーゲンの効果を得るためにはどうすればいいのでしょうか?その疑問について詳しく解説しながら、最も効果的な方法をお教えします。

    スキンケアアドバイザー佐々木まい

    化粧品のコラーゲンは効果なし!?

    コラーゲンが配合されている化粧品も販売されていますが、コラーゲンは肌から浸透することはありません

    コラーゲンの場合、分子の大きさにも問題はありますが、肌にはもともと有害な物質の侵入を防ぐ役割があるので、簡単に成分が吸収されることはありません。
    そのため、化粧品のコラーゲンには、コラーゲンの代謝を高める効果はありません。
    また、コラーゲンは体内で作り出されることで、カラダの中で働くので、コラーゲンそのものを補ったところで、体内のコラーゲンと同じような働きをしません。そのことから、外側からコラーゲンを補う、コラーゲン注射も効果がないと言えます。

    だからといって、化粧品のコラーゲンに効果がないというわけではありません。
    コラーゲンには、肌に高分子の膜を張り、水分を保ちながら保湿する効果があるので、肌の潤いを保ってくれる美容成分として多く化粧品に配合されているのです。

    お金と時間に余裕があるならコラーゲンマシン

    確実にコラーゲン代謝を期待するにはコラーゲンマシンです。
    芸能人やセレブの間で話題となってたコラーゲンマシンですが、最近ではサロンだけでなく、ジムなどにも設置されていたりと身近なものとなりつつあります。

    コラーゲンマシーン

    コラーゲンマシンとは、日焼マシンのような機械で、特殊なピンク色の光で線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンの生成を促します
    光を浴びることで副作用が心配されますが、そのピンク色の光というのは633nmの可視光線で、医療分野でも治療に使われるほどで、安全性も高く、また、紫外線を取り除いた光などで、日焼などの心配もありません
    光アレルギーやてんかん、飲酒している状態では、使えないこともあるそうですが、基本的に赤ちゃんや高齢者、肌の弱い方でも大丈夫みたいです。

    気になるのがコラーゲンマシンの費用。
    これはサロンによっても異なりますが、1回の照射(20~30分)で2000~7000円程度のところが多いようです。その他、1ヵ月1万円前後で入りたい放題という料金形態のところもあるようです。エステなどに比べて1回の費用も安く短時間なので通いやすいかと思いきや、コラーゲンマシンの効果は2~3日だけなので、定期的な利用を継続する必要があります。コラーゲンマシンの効果を持続されるには、最低でも週に1~2回を、継続していくことが必要になります。お金と時間に余裕があればコラーゲンマシンがおすすめですが、現実問題としてコラーゲンマシンは中々取り入れにくいものです。

    また、コラーゲンマシンに定期的に通っていても思っていたほどの効果を感じていない方の口コミなども気になります。その原因としては、コラーゲンのもととなるアミノ酸が不足していることが考えられます。
    どんなに、コラーゲンの生成を促しても、コラーゲンのもととなるものがなければ作れないというのはごもっともな話です。やはり、コラーゲンの代謝を高めるためには、カラダの内側からの摂取も重要ということです

    コラーゲンを効果的に摂取するにはコラーゲンペプチド

    コラーゲンは、カラダに吸収されると一度アミノ酸に分解され、カラダのいろいろな部分に運ばれるため、口から摂取したコラーゲンがそのままコラーゲンとして肌に効果をもたらすわけではありません。

    肌に対して効果を期待する場合は1日5,000mg、骨や関節であれば1日10,000mgの摂取が目安となります。これは、いろいろなところで行われた、1日どれぐらい摂取することで効果があるのかという試験データなどから、1日5,000mg以上で肌の水分量・ハリ・弾力に変化がみられたと確認されています。常盤薬品と大阪大学による研究結果がこちら。

    今回の共同研究では、低分子コラーゲンペプチドを5000mg配合したドリンクを試作し、2010年9月中旬~11月中旬までの約2カ月の間、20名(平均45.7歳)の被験者を対象に1日1本就寝前に摂取してもらい、血液採取によるアミノ酸分析と、皮膚計測による(皮膚粘弾性測定・VISIA-Evolutionを用いた画像解析)を実施した。
    その結果、2カ月間摂取を続けると、試験前に比べ血漿中のヒドロキシプロリン量は7.5倍に有意に増加し、皮膚粘弾性測定の結果、R0(総伸び)・R7(ハリスコア:初期戻り)などの値が有意に改善したことが確認されたという。また、VISIA-Evolutionを用いた画像解析の結果、シワ本数が有意に減少する結果を確認した。
    このような皮膚症状の改善は、コラーゲンドリンクの継続的な飲用により遊離のヒドロキシプロリンが血液中にアミノ酸プールとして存在し、各組織に必要に応じて消費され皮膚機能改善に寄与しているものと考えられると研究グループでは説明している。

    参考:マイナビニュース|常盤薬品と阪大、コラーゲンドリンクの継続飲用による美容への有効性を実証

    一般的な女性が普段の食事で摂取するコラーゲンは平均1,900mgほどなので、5,000mgには全然足りません。
    コラーゲンを多く含む食材を摂取する方法もありますが、コラーゲンを含む食材はカロリーも高く、また、かなりの量を食べなくてはなりません。そのため、不足しているコラーゲンを補うためには、ドリンクやサプリに頼る必要があります

    ペプチドを効果的に摂取するには、タンパク質を分解しさらに細かくした「コラーゲンペプチド」がおすすめです。
    コラーゲンペプチドは、細かくした分、分子量が多くなり、加熱・冷却しても変わりにくい特性があるため、ドリンクやサプリメントに多く使われています。

    コラーゲンペプチドは、分解して細かくされているので吸収率が高く、また、一部はアミノ酸に分解されずにコラーゲンペプチドとして吸収されるという研究結果もあります。摂取したコラーゲンペプチドがそのままコラーゲンになるかはまだ分かっていませんが、最近では、摂取したコラーゲンがカラダの中で分解される際に、線維芽細胞が「体内のコラーゲンが分解されている」と認識し、コラーゲンを新たに作り出すこともわかっており、コラーゲンに関する研究は今後さらに進められていきそうです。

    コラーゲンはドリンクか粉末タイプがおすすめ

    コラーゲンが配合された健康食品は主に4種類あり、それぞれの長所と短所を簡単にまとめると以下の通りです。

    ・サプリ:価格は安いけど配合量が少ない
    ・ドリンク:配合量はダントツ。しかし価格が高め
    ・粉末:価格と配合量のバランスがよい
    ・ゼリー:お菓子のようで食べやすいが糖質が高め

    コラーゲンは摂取量が少ないと意味がないので、配合量の少ないサプリはおすすめしません。また、糖質はコラーゲンを劣化させてしまうのでNG。
    コラーゲンの効果を得るためには、「コラーゲンの配合量」と「継続すること」の2つが大切です。そのことを考えると、ドリンクか粉末タイプがおすすめです。
    コラーゲンの即効性を求めるのであれば、配合量の多いドリンク、継続的な続けやすさを求めるのであれば価格が安めの粉末タイプがいいでしょう。

    安くてコラーゲン10,000mg配合のコラーゲンドリンク

    コラーゲンドリンクの価格は、10本入りで4000円前後のものが多く、1日400円というのは中々躊躇してしまう金額。そんな中、森永製菓の「おいしいコラーゲンドリンク」は、30本入りで、5,466円(税込)。1日あたり、なんと182円と、一般的なコラーゲンドリンクの半額以下になっています。

    おいしいコラーゲンドリンク
    おいしいコラーゲンLP

     

    それなのに、配合されているコラーゲンペプチドの量は10,000mgとたっぷり。これもほかのコラーゲンドリンクと比べるとダントツの配合量です。さらにセラミドも配合されていて、カラダの内側から水分をキープしてくれます。
    味は、もも味とレモン味がありジュース感覚で飲めて、カロリーはたったの65kcalで脂質はゼロ!今なら、定期コースが、初回限定で20%OFFになっているので、買うなら今がチャンスです。定期コースといっても、いつでも解約できるので、気軽に購入できます。

    私が試したコラーゲン商品の中でも、コラーゲンの配合量と価格の安さはダントツ!コラーゲンドリンクを試すなら、まずは飲んでいただきたいおすすめ商品です。

     


     

    コラーゲンの効果を高めるにはビタミンC

    コラーゲンの効果を高めるために欠かせないのが、ビタミンCです。
    コラーゲンは、まずプロコラーゲンという形になりますが、この状態ではまだ未熟で、そこにビタミンCが加わることで、強い構造を作り上げ、コラーゲンの働きを高めます。また、ビタミンCは強いコラーゲンを作るだけでなく、コラーゲンの生成量を増やす働きがあります
    これが、コラーゲンとビタミンCを同時に摂取することが重要と考えられている理由です。

    ビタミンCの摂取量は、1日100~300mgが厚生労働省で推奨されています。ビタミンCは過剰に摂取しても排出されてしまうので、吸収率を高めるには基準値の摂取が理想です。また、水溶性のため体内に留まることができないので、一度にたくさん摂取するよりは、毎日適量を摂取するほうがいいでしょう。

    ビタミンCを多く含むものは、キウイやグレープフルーツ、キャベツやブロッコリーなどがありますが、ビタミンCは熱は弱いという性質があるので生で食べるのがおすすめです。

    スキンケアアドバイザー佐々木まい

    ビタミンCは敏感肌にも欠かせない成分

    敏感肌は、肌のバリア機能が低下しているため、紫外線のダメージを受けやすかったり、炎症を起こしやすかったりと、肌が傷つきやすく、健康な肌の状態に比べて、コラーゲンが劣化しやすい状態です。そのため、コラーゲンの生成を増やすビタミンCは積極的に摂取したい成分です。
    その他、ビタミンCには、抗酸化作用があり、紫外線やストレスなどから肌が酸化するのを防ぎ、肌荒れを予防、細胞の老化を食い止める働きがあります。
    また、免疫力をアップする効果も期待でき、体内の免疫機能だけでなく、肌の免疫機能も高めてくれるので、強い肌を作るためにも必要な栄養素なのです。

    コラーゲンの効果的な飲み方

    細胞を活性化を促す成長ホルモンが分泌されるのは、睡眠直後です。
    コラーゲンとビタミンCは、眠りにつく1~2時間前に摂取するのが最も効果が期待できるタイミングです

    だからといって、コラーゲンとビタミンCだけを摂ればいいというわけではなく、健康的なカラダを作る基本は食事です。私たちの肌は、食べた栄養をもとに作られているため、「バランスよく食べる」ことが重要で、足りないものを補うという意識を持つことが大切です。健康なカラダをつくることが、もっとも効果を高めることに繋がります