そもそも「肌がうるおう」って、どういう状態?

[公開日]

[最終更新日]2017-09-04

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化粧水をたっぷりつけているのに、保湿はしっかりしているはずなのに、肌が乾燥するといったお悩みをもった方は多いのでは?それは、保湿したつもりになっているだけかもしれません。では、そもそも、肌がうるおうとは、どのような状態のことをいうのでしょうか。ここでは、肌のうるおいについてお話しします。

うるおった肌は、正しい保湿ができている証拠


うるおった肌というのは、肌がみずから「保湿物質」をつくり、角層内に水分を蓄えておける状態のこと。保湿物質がきちんと働いていれば、湿度が0% になっても水分は蒸発しません。保湿物質をつくる力が弱まると、肌は乾燥してしまうのです。

角層の水分を守っている保湿物質には、実は「皮脂」「天然保湿因子」「セラミドなどの角質細胞間脂質」の3つがあります。これらが助け合いながら、水分をキープしているのです。

角層の水分のうち80%以上はセラミドなどの角質細胞間脂質が、16~17%は天然保湿因子が守っています。皮脂の果たす役割は2~3%と非常に小さく、水分を守る力はあまりありません。セラミドなどの角質細胞間脂質が、肌の水分を守る最大のカギといえます。

本来、脂質は水とは結合しません。しかし、セラミドは水と結合し、その水は湿度が0% になっても蒸発せず、気温がマイナス20℃まで下がっても凍らない性質をもっています。セラミドは、あらゆる環様に対応する、まさに保湿のスペシャリストなのです。つまりセラミドをたっぷり含んだ肌は、うるおいに満ちているということになります。
赤ちゃんの肌は、うるおいたっぷりのプルプル肌ですよね。実はこれ、大人の肌に比べてセラミドの量が豊富だからなのです。

セラミドのちから


セラミドは、角層の細胞と細胞をつなぐ役割もしています。このセラミドが水分をはさみこみ、さらに細胞と細胞をしっかり接着していからこ、肌は水分をキープしていられるのです。さらに、細胞が隙間なく積み重なることで、バリア機能が保たれ、外からの刺激から守る肌をつくってくれます。



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不足しがちなセラミドは化粧品で補える

角層の中でパワフルな水分保持力を発揮するセラミドですが、残念ながら年を重ねるごとに減ってしまいます。肌の新陳代謝の過程でつくられるものなので、代謝が活発な赤ちゃん時代がもっとも多く、それ以降は低下し続けるのです。

セラミドはコレステロールのようなものからつくられていますが、コレステロールを食事からとっても、また、じかにセラミドを飲んでもセラミドは増やせません。加齢で減っていくセラミドを体の中からつくり出すことは、とても困難です。

そこで簡単にセラミドを補えるよう開発されたのが、セラミド配合の化粧品です。これを使えば、確実に肌の水分を増やすことができます。乾燥知らずのすこやかな美肌には、セラミド配合化粧品がおすすめです。

セラミド化粧品の選び方

セラミドは水溶性の物質ではないので、化粧水ではなく、美容液や乳液に配合されています。セラミドと一口にいっても、さまざまな種類があり、選ぶときに注意が必要です。

最近では、植物由来のものなど、いろいろなセラミドが出回っています。「植物由来」というと、肌にやさしいというイメージがありますが、何よりも大事なのは人間の肌に近い組成であるかどうかなのです。

人間の皮膚には、約6種類のセラミドがあることが現在わかっています。このうち特に保水力にすぐれているのは、セラミド1、2、3。このいずれかが入っているものを確実に選ぶことが最優先です。またセラミドは、化粧品原料としても比較的高価なので、類似品もたくさん出回っています。購人するときには、全成分表示を確認するほうが安全です。たとえセラミドが人っていても、極端に安いものだと、微量しか含まれていないこともありえます。きちんと見極めることが必要です。

本当の保湿とは

本当の保湿とは、体の外から水分を取り入れるのではなく、体の内側から湧き出る水分を肌の中で保つようサポートすることです。肌のうるおいが失われると、バリア機能が低下し、肌あれや老化の原因になります。正しい保湿をしって、うるおった肌をつくりましょう。

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