皮膚の構造とは

[公開日]

[最終更新日]2015-09-21

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皮膚は、表皮、真皮、皮下組織で構成されています。
そのなかでも、スキンケアをするうえでとくに知っておくべき、表皮と真皮の構造を中心にくわしく説明していきます。

■ 表皮

皮膚のいちばん表面の部分が、表皮です。「角質」という言葉をよく耳にしますが、角質も表皮の一部です。表皮のいちばん上にある、死んだ細胞(角質細胞)の層を角質層と呼び、その下の生きた細胞(表皮細胞)の層と区別しているのです。

● 角質層

肌のいちばん表面にある、表皮細胞の死んだもの(角質細胞)でできているのが角質層です。約30%の水分を含んでいます。皮膚に触れるすべてのものからからだを守り、また、内部の水分が外ヘ蒸発しないように守る、バリアとしての働きをしています。角質細胞は、やがては垢となって脱落していきます。

● 角質層以下の表皮

角質層と違って、生きた細胞(表皮細胞)でできています。約65%の水分を含んでいます。外からの刺激に反応して、その情報を神経などに伝えたり、ときにはアレルギー反応を起こすなど、さまざまな活動をしています。つまり、生きたひとつの臓器です。

表皮は、顔では0.1ミリほどの厚さをもち、約28日聞かけてターンオーバーをしています。ただしターンオーバーは加齢で遅くなり、この層も薄くなります。基底層は、表皮のいちばん下にあり、新しい表皮細胞が生まれる工場の働きをしています。また、基底層にはメラノサイトがあり、紫外線に反応してメラニン色棄をつくり出しています。

● メラノサイト

メラニンをつくり出す色素細胞です。

■ 真皮

表皮の下の部分にあたり、約70%はコラーゲンとよばれる線維でできています。
コラーゲンは真皮の中に網目状のネットワークをつくり、真皮の弾力を維持しています。コラーゲンのところどころに工ラスチンと呼ばれる別の線維があり、コラーゲンの構造を支えるように働いています。これらの線維が古くなって弾力を失うことが、シワの最大の原因です。

以上の2種類の線維のまわりを埋め尽くすように、ヒアルロン酸とよばれるゼリー状の物質が存在し、真皮の水分を守っています。



● コラーゲン

真皮の主成分です。ゴムのように弾力をもった線維で、線維芽細胞からつくり出され、古くなったものは酵素などで分解されていきます。コラーゲンの変性や減少が、シワのおもな原因です。よく化粧品にも配合される成分ですが、これは保湿成分であって、真皮に浸透してシワを治すものではありません。

● ヒアルロン酸

ムコ多糖類と呼ばれるゼリー状物質で、肌では真皮に存在します。真皮にはりめぐらされたコラーゲンと工ラスチンの、網目構造の聞を埋めつくして、やはり肌弾力を支えています。

ヒアル口ン酸は、水分を含む力が非常に強く、このヒアル口ン酸がたくさんあるほど、真皮はみずみずしいということになります。年齢とともにヒアル口ン酸は減っていくため、真皮の水分も減少します。つまり、ヒアル口ン酸がもっとも多くあるのは、赤ちゃんの肌です。

腕や足の関節の中にも、ヒアル口ン酸は存在します。ゼリーのようなヒアル口ン酸が潤滑油のよ働いて、関節のスムース右動きを助けています。また、目の中でもヒアル口ン酸が、水分を維持しています。このように、人体のあちこちで水分維持に働くヒアル口ン酸ですが、残念ながら、年齢とともに減っていき、食品などから補うことはできません。

● エラスチン

コラーゲンの線維を、ところどころでつなぎとめるようにして支えているのが、エラスチン線維(弾性線維)です。真皮の約5%前後を占めますが、年齢とともに減ってしまい、これもシワの発生に関係します。

● 線維芽細胞

真皮の成分(コラーゲン・エラスチン・ヒアル口ン酸)を産み出し、真皮の構造をつくりあげる働きをする細胞です。

● 皮脂腺

皮脂を分泌する細胞の集まりが皮脂腺です。皮脂腺でつくられた皮脂は、毛穴の中に分泌さ
れ、毛をたどって、肌の表面に排出されます。皮指の主成分は、脂肪酸系物質が40%、口ウ類が
25%、スクアレンが10%程度です。

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