ムダ毛を抜くのちょっと待って!

[公開日]

[最終更新日]2017-09-04

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肌の露出が増える季節になると気になる、ワキや手足などの「ムダ毛」。伸ばしたままにはできないですよね。でも、ムダ毛処理はどうしても肌に負担をかけてしまいます。「ムダ毛を抜く」という行為は皮膚の一部をちぎることになります。

「剃る」よりも「抜く」のほうがダメージ


毛抜きなどで「抜く」ほうが、カミソリなどで「剃る」よりも、毛肌へのダメージは大きくなります。というのも、抜くという方法では皮膚の一部をちぎることになるからです。

毛は、毛根にある毛母細胞の分裂によって成長します。毛母細胞は、まわりにある血管から酸素や栄養をもらって細胞分裂をくり返します。つまり、毛根自体は生きているのです。毛を抜くとは、この生きた組織を引き裂くことになるので、当然痛みをともないます。目には見えませんが、毛穴の奥で多少の出血もしています。これをくり返していると、毛穴が炎症を起こして膿んだり、その炎症の跡がシミになったりと、さまざまな肌トラブルが起きてしまうのです。

無理のないムダ毛処理を選択しよう


ムダ毛処理の方法によって長所と短所があります。それを理解したうえで、無理のない方法を選びましょう。

「毛抜き」

毛抜きを使って1本ずつ毛を抜く方法。手間がかかるうえに、トラブルが起きやすい。ワキをずっと毛抜きで抜いていると、皮膚が硬くなり、引き攣りったようになる。また、皮膚の下に埋もれた「埋没毛」ができ、毛穴が膿んだり炎症を起こしてしまうことがあります。

「脱毛テープ」

除毛したい部分に粘着力のある専用のテープを貼って、はがし取る方法。一度にたくさん抜ける手軽さはあるが、そのぶんダメージも大きい。また、ワックスと違って、角質もいっしょにはがしてしまうことも多いので、肌の弱い人は極力控えたほうがいいでしょう。

「ワックス」

温めたワックス(ミツロウやパラフィンなどの固形油)を皮膚に塗り、冷えて固まったらはがす方法。皮膚が温められるため、毛抜きやテープなどより若干負担は少ないです。またパラフィンパックと同じ原理で、除毛後に肌がしっとりする保湿効果も。

「家庭用脱毛機」

電気式の脱毛機で、皮膚を温めたり、まわりの皮膚を押さえたりしながら抜くので、毛抜きよりは肌への負担は少ない。しかし、抜くことに変わりはなくトラブルも多い。「永久脱毛できる」などとうたった家庭用脱毛機があるが、抜いている限りまた毛は生えてきます。

「電気カミソリ」

穴の中に毛を引き込みながらカットしていくので、深剃りができる。ただし、そのぶん、皮膚までいっしょに切ってしまうことも。その傷口からかゆみが出たり、シミになったりすることもあります。



「安全カミソリ」

T字型の安全カミソリは、自分で細かい手加減がしやすいのが特徴。毛穴が烏肌のようにボツボツと立っている人は、深剃りの電気カミソリだと肌を傷つけやすいので、こちらのほうが向いている。ただし、剃ったあとに肌が乾煉して、かゆくなることがあります。

「脱毛クリーム」

クリームに含まれるアルカリ成分で毛を溶かす方法です。塗って流すだけなので、手軽さはありますが、アルカリ性がタンパク質を溶かすので、肌のリスクが高いです。アレルギーを引き起こす可能性もあります。

永久脱毛は?

永久脱毛とは、その名のとおり、その部位のむだ毛が永久に生えてこないようにすること。自己処理で肌トラブルを起こしている人は、永久脱毛を検討するのもいいかもしれません。永久脱毛は、大きく分けてレーザー式と電気式の2種類あり、医療機関で受けられます。しかし熟練していない施術者が行うことによる肌トラブルも発生しています。またエステで行う光脱毛は安価ですが、厳密にいうとレーザーではないため、やけどのリスクは高くなります。値段と効果や安全性のバランスを考えて、賢く脱毛を受けましょう。

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肌にやさしいムダ毛処理のルール


どれだけ気を遣っても肌ダメージが避けられないムダ毛処理ですが、以下のルールを守れば確実にダメージを減らせます。これはどんな器具を使うときも共通です。また除毛を行うタイミングは体が温まっているお風呂上がりがペストです。

1、皮膚を清潔にしてから行う
まずは除毛する部位の皮膚を清潔にするのが基本。除毛をすると、どうしても皮膚に傷がついてしまいます。皮膚を清潔にしておかないと、傷から雑菌が入ってしまうおそれが。ていねいに洗っておきましょう。

2、皮膚を温める

皮膚も毛も、温度が下がると硬くなって処理しにくくなります。除毛する部位の皮膚を温めておくのも大切です。お風呂上がりに温まっているタイミングか、蒸しタオルをあててから行うとよいでしょう。

3、処理後はクールダウン
除毛した部位に水で冷やしたタオルなどをあてて、しばらくおきます。これは除毛による炎症を抑えるためです。

4、体調が悪い時は控える
風邪ぎみや生理前、寝不足など、体調が悪いときは皮膚の免疫力が落ちています。こうしたときに除毛すると、トラ
ブルを起こしやすく傷の治りも悪くなります。体調がすぐれないときは控えましょう。

ムダ毛処理はどうしても肌に負担をかけてしまうもの」と心得てから行いましょう。

毛を抜くことは、生きている組織を傷つけ破壊してしまうこと。脱毛にはいろいろな種類がありますが、どれも肌や毛根に刺激を与えますので、人によって起こる副作用やトラブルがさまざまです。自分の肌に合った脱毛法を選ぶことが重要です。まずはしっかりと、ムダ毛処理のルールを守って行い、肌のダメージを最小限に抑えましょう。

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